Rommel Bundalianが語る4代目のX100

2017.05.29

富士フイルムのXシリーズと恋に落ちたのはX-Pro1と出会ったとき。X-Pro1は、初めて所有したXシリーズのカメラだった。その当時、重いフルサイズのデジタル一眼レフを持ち出すのに嫌気がして、画質はそのままでもっと軽くてコンパクトなカメラがないのか?と探し始めたのが出会うきっかけだった。このX-Pro1で数多くのフィリピンの美しい風景や祭りを撮ることとなった。

X100S

2013年、X100Sを手にして、すぐに僕の「エブリデイカメラ」となった。家の鍵や携帯電話と同じで、これを持って出かけないと落ち着かない存在だ。
X100シリーズは、23ミリ(35ミリ相当)のレンズ固定式カメラ。コンデジと同じようなサイズでレンジファインダーデザイン。ストリートとトラベルフォトを撮るのにはうってつけ。長い間、僕の一番の相棒となった。

X100T

X100Sで撮り続けて一年くらい経った時に、後継機種のX100Tが発表された。X100シリーズで撮る写真が、この世代で更に楽しくなったんだ。エレクトロニックレンジファインダーを使うとOVFでの撮影がはかどる。無音の電子シャッターはストリートフォトや旅写真では大活躍だ。それにフォーカス性能やWi-Fi機能も強化された。そして個人的に気に入っているフィルムシミュレーション「クラシッククローム」がこの世代で追加されたんだ。
海外へ旅立った時は、X100Tを必ず持っていった。2015年には東京を訪れたけど、その時はX100Tを使ったモノクロで撮影したよ。

同じ年に、X100Tを持ってネパールへも旅立った。そのときはクラシッククロームで全部撮影したんだ。クラシッククロームの褪せた色合いのおかげで、カトマンズの街と人々を美しく捉えることができたと思う。

X100F

そして今年になって待望のX100シリーズ4代目が発表された。X100Fは、フラッグシップカメラと同じ最新のセンサーとプロセッサーを有している。ISOダイヤル内蔵のシャッタースピードダイヤルやフォーカスレバーなどハード面でも進化を遂げている。操作がかつてないほどしやすくなった。シャッタースピード、ISO、絞りを全てダイヤルで操作できるのが良いんだ。アナログカメラと同じで、電源を入れなくてもこの設定を調整できるのがとても良い。

小さなことかもしれないけど、X-T2やX-Pro2と共通のバッテリーになったのが個人的にはとてもうれしい。X70と同じデジタルテレコンも便利だ。アクロスのフィルムシミュレーションも追加された。Xシリーズならではの特徴だね。