2021.07.07 Chiyo Yamaguchi

XF18-135mm:様々なチャンスに対応できる、頼れるレンズ

Chiyo Yamaguchi

カメラマンアシスタントを経て、2005年独立
光の反射と透過したものをモチーフに作品を撮影
風景、動物、スイーツ、商品や人物、広告撮影まで多岐にわたる
講師としての活動では、約20000人以上をレクチャー

著書に「これからはじめるデジタル一眼カメラ
写真と撮影の新しい教科書」
SBクリエイティブ/「売上がアップする商品写真の教科書 」
玄光社MOOKがある
「関西カメラ女子部」代表

撮影を楽しんでいると、思わぬシャッターチャンスに遭遇するときがあります。

その一瞬を逃さず撮影することができるのが、このXF18-135mmF3.5-5.6 R LM OIS WRです。焦点距離が27mm~206mm(35mm判換算)というとても広い範囲をカバーしています。

今回は海側からの町並みを撮影したくなり、小さな船に乗り込みました。

この日は天気が落ち着かず、雪がチラつく中での撮影となりましたが、防塵・防滴・耐低温のレンズなので安心して使用することができました。

 

船はエンジンを止めていましたが、波の影響で船体が揺れ、足場は不安定な状態です。

その様な状況下では、5段分の手ブレ補正機能が大きな威力を発揮しました。

 

しばらく撮影していると、思わぬシャッターチャンスに恵まれました。

望遠側で町並みを撮影していたのですが、広角側へと一気にズームを引いて撮影しています。

この様な撮影シーンではレンズ交換で慌てることも多いのですが、瞬時に画角を切り替えて対応できるのは望遠ズームであるXF18-135mmの最も大きな利点です。

インナーフォーカス方式のレンズAF駆動は動く被写体の撮影も快適に行えます。また、撮影シーンの幅広さに対して、約490グラムと手頃な重量であるのも魅力です。

標準時の最短撮影距離は0.6mですが、マクロモード時は0.45m。

食事シーンでも、わざわざ立ち上がって撮影をしなくても座ったままの距離感で気軽に撮影することができます。

174mm(35mm判換算)での撮影。気分転換に近くの公園に行った時の写真です。光を入れて透明感を出したいといったシチュエーションでも、多層膜コーティング(HT-EBC)によって逆光にも強いので安心です。

29mm(35mm判換算)で撮影。高倍率ズームでありながら、この様な夕日の繊細なグラデーションもしっかりと描写します。

ここまでの写真をご覧になっていただくと分かるように、多種多様な撮影シーンに素早く対応できるレンズです。

防塵・防滴・耐低温に、約5段分の手ブレ補正、インナーフォーカス方式の俊敏なAFといった基本性能の高さに加え、この手頃なサイズ感と重量。

場所や時間を選ばずに使えて、シャッターチャンスを逃さない。万能選手といえる実力を持った一本です。

このレンズをお共に、色々な撮影シーンを探してみるのはいかがでしょうか?