2024.02.20 Thomas B. Jones

X100VI: Thomas B. Jones x Timeless Value

Thomas B. Jones

Thomas B. Jones is a German/American photographer specialized in portrait and documentary photography. He has a sincere passion for photography and everything that comes with it: meeting interesting people, exploring exciting places und capturing otherwise fleeting moments. He likes to keep things simple in his life and his photography, as he finds it always yields the best results with the least amount of stress.

He works with various magazines and agencies in design, corporate publishing and advertising. In addition to portraits and corporate photography, he also creates photography for annual reports, customer magazines and business magazines.

Timeless Value

世界は目まぐるしく動いている。すべてが一瞬のうちに変化しているようで、立ち止まることは難しい。時には立ち止まって人生の小さな瞬間を楽しみ、できれば写真に収めることがとても大切だ。一度だけでなく、何度でも私たちを笑顔にしたり、驚かせたり、感動させたりすることができるのは、まさにこうした人生の小さな瞬間なのだから。

人生の貴重な瞬間を写真に収めたい。初雪の中を駆け抜ける息子の笑い声であれ、雪に覆われた枝に映る光の戯れであれ、初対面の人々との出会いであれ。これらすべての瞬間には特別な魔法があり、私はそれを自分自身や他の人のために撮りたいと思う。そうすることで、はかないものが永遠のものになる。

X100VI

本質に迫る写真

プロの写真家として、私は毎日様々なカメラ、レンズ、道具を自由に使っている。そのため、常に持ち歩けるカメラが欲しいと思っていた。

X100シリーズのカメラとは、もう10年以上の付き合いになる。私にとって、これらのカメラは、私を取り巻く世界を撮影するために欠かせない日常の相棒となっている。X100VIのミニマルなデザインと控えめな美しさに魅了されるのは、その瞬間に集中できるからだ。その控えめな佇まいは、手に取るたびにインスピレーションを与えてくれる。

大きなカメラやレンズは、しばしば前景に押し出され、場所を取り、それ自体に注目を集め、カメラの前にいる人々の注意をそらし、ポーズをとっていない本物の瞬間を撮影することを不可能にする。

これこそが、私がX100VIを高く評価する理由である。カメラは控えめで、決して邪魔にならず、私とレンズの前の人々とのつながりを邪魔しない。もしカメラに気づかれたとしても、それは会話の話題になりがちで、私は人々と触れ合うことができる。

X100VI

ストリートでのポートレート

私はストリート写真が大好きだ。率直な瞬間を捉えることができるからだ。写真は日常的なストーリーを伝え、私たちが社会として経験している変化を写し出す。しかし、人々との対話も大切にしている。彼らについて、彼らのストーリーについてもっと知るために。人はそれぞれ個性があり、豊かな経験や考え、感情をもっている。自発的なポートレートで、私は言葉のない写真の中にこれらすべてを捉えようとする。

控えめなX100VIは、ストリートフォトに最適なカメラであるだけでなく、焦点距離23mmで雰囲気のあるポートレートにも最適だ。4,000万画素センサー、手ブレ補正機能、ディープラーニング技術に基づくシーン認識、高速オートフォーカスにより、どんな状況でも詳細な写真を撮ることができる。そのため、私は写真を撮る際に、完璧な瞬間を捉えるという本質的なことに十分に集中することができる。

X100VI

永遠の瞬間

プロの写真家として、写真は情熱であり趣味でもあることを忘れてはならない。家族や友人と旅行するときは、笑いや驚き、小さな災難など、冒険を特別なものにしてくれる体験に重点を置く。写真は私に、現在に存在すること、鋭い目で世界を見ること、日常の美しさに感謝し捉えることを教えてくれた。

カメラは常に私の相棒であり、つかの間の瞬間をとらえるための道具である。子供たちの笑い声であれ、雪深い中での自然発生的なバーベキュー・パーティーであれ、愛する人の顔に映る夕陽の暖かい光であれ、それはすべて撮る価値のあるものだ。

結局のところ、写真をかけがえのないものにしているのは、瞬間を凍結させる魔法のような能力なのだ。

X100VI