GFX50S II : インプレッション
中判センサーは、多くのポートレート写真家にとって望ましい機能をすべて備えています。大型センサーの超浅い被写界深度と、GF80mmF1.7のようなレンズとの組み合わせで、夢のような画像を作り出すことができます。鮮明な被写体と美しくボケた背景との分離は、私がこのカメラに本当に賞賛するところです。
フィルム出身の私にとって、4:3のクロップは非常に重要です。デジタル撮影では、ポストプロダクションでクロップする必要がなく、自分の考えているフォーマットで撮影することができるので、とても安心できます。また、ほとんどの画像のアスペクト比は、より美しいものだと思います。粒子構造は、デジタルノイズというよりもフィルムの粒子のように感じられます。また、高感度性能も非常に素晴らしく、ノイズはほとんどなく、発色も非常にきれいです。
GFX50S II & GF45mmF2.8 R WR
信じられないほど鮮明な大型センサーは、必要に応じて水平から垂直にトリミングすることができます。(しかし、実際には、撮影している瞬間に何かがすぐに起こり、捉えたいと思っても、その瞬間を取り逃すことがあります。しかし、このセンサーを使えば…その後、例えクロップしても最高品質の画像を得ることができます！)
あっという間の超かわいい瞬間。編集中にもっといい構図を思いつきました。
GFX50S II & GF45mmF2.8 R WR
GFX50S II & GF45mmF2.8 R WR
私は、編集が大きな違いを生み出し、大きな効果をもたらすことを知っていますが、ご理解いただきたいのは、あまり編集する必要のないフィルムから来た私にとって、編集は得意ではないということです。ですから、JPEG撮って出し画像の発色は私にとって非常に重要です。GFX50S IIは、RAWと富士フイルムのJPEG画像の両方で、フィルムシミュレーションによる素晴らしい発色をしています。カメラの後ろで撮った写真もとてもきれいで、思わずクライアントに見せてしまうほどです。
GFX50S II & GF45mmF2.8 R WR
私はあまり連写しないのですが、以前のデジタルカメラでは連写するとすぐにバッファがいっぱいになっていました。最速のメモリーカードを使っているわけでもないのに、まだバッファがいっぱいになっていません。衝撃的な大きさで、とてもいい感じです。
GFX50S II & GF45mmF2.8 R WR
このカメラで気に入っている点を挙げていくと、皆さん内容に概ね同意し納得していただけると思います。しかし、ダイナミックレンジに関しては、私が今年見たり、画像を編集したりした他のどのミラーレスカメラよりもはるかに大きいです！Lightroomで画像を3～4段引き上げても（そんなに頻繁に失敗するわけではありませんが、時には露出をかなり下げなければならないこともあります）、それは完璧に見えますし、ノイズも追加されず、奇妙な色の変化もありません。
GFX50S II & GF45mmF2.8 R WR
さて、最後に約束しておくと、フォーカスについて、GFX100/100Sのように非常に速いというわけではないですが、私が撮影するものの99％には十分すぎるほどです。私はこれを幼児の撮影でテストしましたが、まるでオリンピックのスプリンターのようでした！真面目な話、子供たちが何か可愛いことをしたときの速い瞬間にも問題なくピントを合わせることができました。
GFX50S II & GF80mmF1.7 R WR
GFX50S II & GF80mmF1.7 R WR