2019.10.23 Tomasz Lazar

Different Breed: トーマス・ラザール x X-Pro3

Tomasz Lazar

1985年、ポーランドのシュチェチン生まれ。西ポモージェ工科大学でITを学んだ。ポーランド国内外で数多くの賞を獲得。(World Press Photo, POY, CHIPP, Sony World Photography Award, the International Photography Award, BZWBK Press Photo, Grand Press Photo, Lumix Festival for Young Journalism or Grand Prix at Łódź Photo Festivalなど。)New York Times、Newsweek International、Sunday Times Magazine、New Yorker、Los Angeles Times、New York Magazineなど、彼の作品は数多くのメディアで採用されている。コーヒーと音楽をこよなく愛し、人と共にする時間が至福と語る。人生の大部分を写真に捧げ、現在は世界各国を飛び回っている。

私たちは私たちを取り巻く自然の一部だ。タトラでは、何世紀にもわたって羊の放牧が行われてきた。今日、29の山に広がる140ヘクタールの牧草地で、7人のベテラン羊飼いたちが1200頭の羊を放牧している。ポーランドの牧羊犬たちが羊飼いを助け、その財産を守る。彼らの小屋(bacówki)には、bundz、bryndza、oscypek、redykolka、polka、zetycaなどのさまざまなチーズを作るために使用する伝統的な道具が備わっている。タトラ山脈では、放牧期間は4月23日に始まり、10月15日以前に終了する。すべては天候に依存する。草丈が少なくとも8cmになると、羊の群れが牧草地に追い込まれる。羊の放牧により豊かな文化遺産が保存され、生物の多様性が促進される。

X-Pro3 & XF35mmF1.4 R

X-Pro3 & XF35mmF1.4 R

スタニスワフ・リフタルチクは、この7人の羊飼いのうちの一人だ。彼は6歳のときに羊飼いとして働き始めた。彼はタトラ山脈のモルスキー・オコ地域の近くで彼の叔父を手伝っていた。学校に通っていた頃は、すべての休暇期間(2か月)をそこで過ごしていた。学校を卒業した後も、ずっと叔父のそばにいた。 彼は今や67歳になり、タトラ山脈のすばらしい景色が見えるルシノワ・ポラナで、約37年間羊を放牧してきた。彼を手伝うのは、69歳になるスタニスワフ(ジュハス)だ。彼は51年前に羊を放牧しながら旅を始めた。彼は言う。「私が旅を始めたのは、チェコスロバキア侵攻が行われた1968年でした」 彼らはほぼ半年間同じ日々を過ごす。天候にかかわらず、午前4時に起きる。羊の放牧、乳搾り、翌日以降のための準備一切を行う。スタニスワフ・リフタルチクは言う。「この仕事を愛すべきです。これは天職ですから」

X-Pro3 & XF35mmF1.4 R

X-Pro3 & XF35mmF1.4 R

X-Pro3 & XF80mmF2.8 R LM OIS WR Macro