Stephan Geyer (UAE)

1981年バルセロナ生まれ。幼いころ家族と共にラテンアメリカへ移住し、以来三つの大陸で生活し育つ。 ミノルタのフィルムカメラを父より譲り受け、若い頃から撮影活動を開始した。殆どが独学であり、彼の写真は都会のありのままの生活や路地の風景、スラム、市場などを、真の発見と被写体そのものを"リアルなカルチャー"として写すことを試みている。 同時に彼は7000m超の高山を登る登山家でもあり、普通の旅行者には見えない世界を探検しながら、自身の恐怖と回復力の限界を探求している。彼は探検において彼は極限状態にある生命や、それらが高所で生まれ育った命とどのようなコントラストを描くかを写す。

コメント

登山家でありながら同時に写真家であるということは即ち、私はX-Pro1の登場まで非常な苦境に立たされていたということを意味する。登る山が許す限り最高の画質を求める。それが人生で一度しか訪れない経験であり、ミスショットは許されないからだ。しかし2,3本のレンズを含めると5㎏を超える大きなデジタル一眼レフを運ぶことは、最大で17㎏にもなる荷物を抱え旅をする者にはおおよそ不可能と言える。 X-Pro1とお気に入りのXF18mmと35mmのレンズは、高山での素晴らしい経験を望むべく最高の画質で残すことを可能にしてくれる。 その最高の画質と重さのバランスに加え、X-Pro1は写真の喜びを再び私に与えてくれた。特に街中に溶け込み人に意識を向けられずにストリートフォトを撮ることができるのだ。

使用機材

  • XF18mmF2 R
  • XF35mmF1.4 R