2015.06.05 FUJIFILM

フジノンの歴史 エピソード2

1951年、FUJINONは大判カメラ用レンズの設計開発・販売に着手する。それは、最高画質への挑戦が始まった年とも言える。
当時、発展途上にあった銀塩フィルムの性能は、現在の高度な化学技術に基づいて生産されるそれとは比べるべくもない。商業写真や集合写真、大伸ばしに耐えうるような高画質な画像を得たければ、その用途に見合うだけのサイズのフィルムを使用するしかなかった。
その用途に、相応しい光学性能を持つ大判カメラ用のレンズを作ること、そしてWide Formatのフィルムを作ることは、”最高の画質で撮影を行いたい”というProfessionalへアプローチだった。
現代の商業写真分野においては、デジタルバックを使用するのが一般的になった。しかし、その現場ではいまでもFUJINONのロゴが刻まれたレンズを目にすることは珍しくない。Professionalの求める”最高画質”、それをサポートすることにFUJINONはPrideを持って
いる。

エピソード3を続けて読む:
エピソード3 -レンズ設計-