2016.12.20 Max De Martino

EF-X500をロケで試す -Max De Martino

Max De Martino

Max De Martinoは、イタリアの歌手Eros Ramazzottiの欧州ツアーの映像ディレクターを務めた1990年以降、イメージを扱う仕事に従事している。
Madonna、Bruce Springsteen、Lou Reedのインタビューカメラマンを担当し、その後、ビデオディレクターとしてPino Daniele、Antonello Venditti、Vasco Rossiのツアーに参加した。
ウェブのパイオニアとして、彼は1996年に"Applicando"のインターネットコラムを担当した。ほぼ10年間、彼は、セールスマネージャーとして120店舗を持つ企業をコーディネートした。
彼は撮影を始めて26年になり、その間FastwebやPininfarinaといったプレスキャンペーンに従事したり、イタリア国内外の様々な作家のポートレートを撮影した。彼の写真は、ウィルバー·スミスのような著名な作家の作品に掲載されている。また、彼は プロ写真家協会"Tau Visual" のメンバーである。流暢な英語を用いて海外での仕事もこなしている。
彼はTiziano Terzaniのウェブサイトの立ち上げ・管理を担当しており、2006年には "Dentro di noi, parlano i lettori di Tiziano Terzani"を編集した。また、NGO団体と連携し、写真撮影の講義を運営している。特に75~94歳の高齢者のために開催されたコースお陰で、彼は後援団体を獲得し、6つの展示会も開催した。
彼はこれまで27カ国を訪問し、2008年6月に、彼はイラク、クルディスタン地域で個展を開いた最初の西洋人写真家となった。

前回は、EF-X500の機能について説明した。このエピソードでは実際にロケで試してみたいと思う。X-Photographerの仲間であるSimone Rasoの協力を得て、バスケットボールプレーヤーのTommy Marinoをモデルに撮影することになった。

トミーはとても良いモデルだ。ハンサムなうえに、カメラの前に立つのに慣れている。Simoneと話して、この撮影ではX-T2、XF16-55mmF2.8、XF56mmF1.2、XF10-24mmF4を使うことにした。FP発光で全カットを撮影した。動きを止める為に、設定は1/800〜1/2000の間。そうすることで、差し込んでくる不要な室内の光も取り除くこともできる。FP発光で撮影するもう一つの理由が、XF56mmF1.2を開放にできるから。そうすることで、室内の光に悩まされることなく、なめらかなボケを演出することができる。

Rogue Flashbendersを駆使して光をコントロールした。光を和らげたり、光を射し込ませないために必要に応じてソフトボックスも使い分けた。仕上がった写真を見てもらうとわかってもらえると思うが、TTL調光でフルオートで撮ったとは思えないほど面白い写真に仕上がっていると思う。

EF-X500はとても簡単で、オート制御も素晴らしい。時間に余裕があってどうしても必要な時は、もちろんマニュアルできめ細かく追い詰めることもできる。