EF-X500をロケで試す Pt.2 -Max De Martino

EF-X500を使い始めて、数ヶ月が経過した。その間に、長男のブランドが産まれたこともあり、思うようにこのフラッシュを試すことが出来なかった。

最近、時間に余裕が生まれ、再び作品作りに集中している。いまは、イタリア・リグーリア州の小さな村に住む人々のポートレート写真を撮っている。

バル・フォンタナブオナという谷あいの村には、昔ながらの手工芸や産業が、大切に受け継がれている。ただし、村の経済状況は決して良くない。生活が苦しくなる中、伝統と生まれ育った故郷を守るために、人々は日々戦っている。

この撮影では、EF-X500を駆使し、村の人達の感情、そして彼らの作品の素晴らしさを写し出す狙いだ。

最初のモデルは、エミリオ(82歳)。私が採石場に着くと、エミリオはハンマーとチゼルを使って、仕事を見せてくれた。この撮影では、フラッシュはそのままで使うことにした。そうすることで、現場の荒々しさや険しさが際立つからだ。

X-T2 & XF10-24mmF4 R OIS
X-T2 & XF10-24mmF4 R OIS
X-T2 & XF10-24mmF4 R OIS
X-T2 & XF10-24mmF4 R OIS
X-T2 & XF10-24mmF4 R OIS

次に向かった先は、ホアン・アントネラ夫妻。彼らは大理石彫刻の小さなスタジオを営んでいる。この撮影では、EF-X500をソフトボックス「Cactus CB-60」のなかに設置し、モデルの左側から45度の角度から照らした。そうすることで、フォトスタジオで撮影されているかのような雰囲気を再現することが出来る。さらに、もう一つのEF-X500をリフレクターとして使い、モデルと背景を切り離すようにした。

X-T2 & XF35mmF2 R WR
X-T2 & XF35mmF2 R WR

エジオは、大工であり芸術家だ。彼は宗教の儀式や典礼で使う、家具やオブジェを作っている。そして、世界中から取り寄せた木で彫刻を作っている。エジオの撮影では、3種類のライティングを試してみた。

XF10-24mmF4 R OIS

この横位置の写真では、柔らかくて自然な光を得るために、EF-X500とProfotoのアンブレラをモデルの左側に配置した。2枚目の写真では、Cactus C-451という、小さなアンブレラを使うことで、モデルと後ろの工具が浮かび上がるような演出をした。

X-T2 & XF56mmF1.2 R

3枚目の写真では、工具を際立たせたかった。モデルを照らす光は、2枚目と同じCactusのアンブレラで調整している。背景にある工具は、EF-X500をもう一台、ローグのグリッドと使ってライティングを調整した。

X-T2 & XF10-24mmF4 R OIS

マッシモは鉄の職人だ。彼の撮影では、グリッドを外したCactus CB-60にEF-X500を設置して、モデルの左側45度の角度から光を当てることで、マッシモと彼が作ったRailに光が当たるようにした。後ろにも赤色のフィルターをつけたEF-X500を設置し、鉄の曲線を浮き上がらせるように演出している。

X-T2 & XF10-24mmF4 R OIS
X-T2 & XF10-24mmF4 R OIS

このプロジェクトでは、Manfrottoの三脚にEFX500を設置して撮影している。軽くて丈夫なManfrottoの三脚は、このようなロケの撮影でとても重宝する。

光の強さはカメラのメニューからマニュアルで調整した。そうすることで、細部まで、自分の思い描く通りに、自由に調節できるからだ。

狭い空間で撮影する時には、EF-X500のような小型のフラッシュが便利だ。このプロジェクトで協力してくれた職人達は、プロのモデルではない。カメラを向けられると緊張してしまう。撮影現場の雰囲気を和やかにするためにも、小さい機材は役に立つ。

今回の撮影は、プロジェクトのほんのスタートにすぎない。この地域の人々をこれからも撮影していく予定だ。小型でパワフルなフラッシュEF-X500は、これからも活躍してくれるだろう!

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