アクションスポーツフォトグラファーの視点から見たX-H1

X-H1 & XF10-24mmF4 R OIS

アクションスポーツを専門とするスポーツ写真家として、X-T2を筆頭に数多くのカメラとレンズを試してきた。 だから、富士フイルムからX-H1のテスト撮影のオファーをもらったとき、私はそのチャンスで飛び乗り、X-H1を使ったモータースポーツの撮影に挑むことにしたんだ。

今回は、その自分の体験から思ったこと、感じたことを伝えたいと思う。アクション撮影の参考になれば嬉しい限りだ。

X-H1: Xシリーズの良いところが凝縮されたカメラ

Xシリーズのカメラを使ったことあるのならば、きっと、X-H1を気に入るだろう。このカメラにはXシリーズの良いところが全て凝縮されている。例えばメニューやダイヤル操作、フィルムシミュレーションを使った色再現、細部にこだわって設計されたカメラボディなど。もし、Xシリーズのカメラを使ったことがないとしたら、「素晴らしい体験ができる」とだけ伝えよう。

X-H1 & XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR
X-H1 & XF10-24mmF4 R OIS
X-H1 & XF10-24mmF4 R OIS
X-H1 & XF10-24mmF4 R OIS
X-H1 & XF10-24mmF4 R OIS
 
堅牢性と持ちやすさ

私の撮影はなかなかタフ。被写体はモトクロスやマウンテンバイクだったりするから、溝の中に寝そべったり、山を登ったり、橋の下に隠れたり、砂丘を転がったりするのは日常茶飯事。だから、カメラボディの堅牢性は極めて重要だ。

X-H1は、そんな私のタフな要求にも見事に応えてくれる。砂丘を駆け巡るモトクロスの撮影では、時速約60キロのオートバイとはほんの数センチしか離れていないポジションでカメラを構えた。結果、カメラと私は砂に覆われたのだけれど、X-H1には全くダメージがなかった。汚れを吹き飛ばしたら、すぐに元の状態に戻るんだ。撮影後のセンサークリーニングも要らないくらいだった。最上級の堅牢性を維持していると言えるだろう。

持ちやすさについては、富士フイルムが細かいところにまで凄く拘ったのがよく分かるカメラだ。

X-H1とX-T2を比較してまず目が付く違いは、グリップとシャッターのリリース。私の手はとても大きい。だからX-H1の大きなグリップがとても嬉しい。XF100-400mmF4.5-5.6なんかの長いレンズをこのマグネシウムボディと組み合わせてもバランスがとても良く、がっちりと握ることが出来る。

シャッターレリーズの位置も私にとって大きな改善ポイント。より前方に配置され、少しだけ角度が付いたから、カメラの取り扱いがとても簡単なった。X-T2に対する大きな不満だったのは、ハンドストラップをカメラに装着できなかったこと。カメラを持って走り回るのが僕の撮影スタイルだから、ハンドストラップのほうがマッチしている。ただ、ハンドストラップをX-T2につけた場合、シャッターレリーズとストラップが干渉してうまく操作できなかった。X-H1ではボタンがより前方に配置されたから、ハンドストラップを干渉なしで使えるようになった。小さなことかもしれないけど、僕にとってはとても大きなことなんだ。

X-H1 & XF10-24mmF4 R OIS
X-H1 & XF10-24mmF4 R OIS
特長と機能

IBISの性能は文句無しに素晴らしい。XF100-400mmF4.5-5.6の場合、シャッタースピードを1/15秒にしても、手持ちでブレなくモトクロスの撮影ができる。想像以上の出来だ。

CM連写モードもとてもいい感じ。速度的にも実にちょうどよくスイートスポットなんだ。特に、EF-X500フラッシュを使っている時に。

フラッシュを用いた撮影の時、過去の経験からするとCLモードだと遅すぎて決定的瞬間を逃す時もある。CHモードだと瞬間を逃さないけどフラッシュのサイクルが追い付かない。CMモードが実にちょうどいいバランスなんだ。シャッターレリーズの位置と同じくらい僕にとって大きな改善だよ。

X-H1 & XF10-24mmF4 R OIS
結論

単刀直入に言うと、X-H1をとても気に入っている。ポシティブなコメントをエンドレスに語れることができるよ。X-H1は、多くのスポーツ・フォトグラファーの心をつかむカメラだと思う。X-H1のようなミラーレスカメラは他にないからね。だから、このカメラを自信持ってお勧めする。私自身も、このカメラでもっと写真を撮るのが楽しみでならない。

X-H1 & XF16-55mmF2.8 R LM WR
X-H1 & XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR
X-H1 & XF80mmF2.8 R LM OIS WR Macro
 
写真家について
Dan Edwards

写真のスキルを独学で磨いたアクションスポーツを専門とするエネルギッシュな写真家。ストーリーを伝えることに情熱を注ぎ、ドキュメンタリーとスポーツの要素を交えながらシャッターを切る。

南アフリカのトップフォトグラファーになるため、クライアントが求めるビジョンを掘り下げ、全力投球で仕事に取り組んでいる。

関連製品情報

ホーム X Stories アクションスポーツフォトグラファーの視点から見たX-H1
© FUJIFILM Corporation