2020.10.16 Kara Mercer

X-S10: Kara Mercer Shines a Light on Beauty

Kara Mercer

アメリカ西海岸を拠点に活動するコマーシャルフォトグラファー・アートディレクター。ファッションやライフスタイル、トラベルフォトを得意とし世界中にクライアントを持つ。独特な感性から生み出される一つ一つの作品は際立ちながらも、一貫のストーリー性を保ち作品集としてまとまりも持つ。ミニマリズムの影響が垣間見える彼女の作品は人間の心理学の要素も取り込み、作品を見た人たちに一種のロマンスを感じさせる。タイムレスでナレーティブなビジュアルを作り上げる。 主なクライアントは富士フイルム、Huffpost、Conde Nast、Adobe、Ona Bags、Tour Alaska、Visit Jordan、Ebay、Lands End、Larsson & Jennings、J. Crew、Madewell、Zappos、Iams & Filsonなど。

ファッション、ライフスタイル、トラベル写真家のKara Mercer氏は、FUJIFILM X-S10とFUJINON XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZを組み合わせることで、FUJIFILM X-S10の汎用性を最大限に活かし美しいポートレートを撮影しています。

Kara Mercer氏は、無から何かを生み出すプロセスと、それをクリエイティブな表現の手段として利用することに喜びを感じています。時に彼女が教えてくれる何かは現在の気候に関することよりも重要なことです。「私たちのアートは、誰もが共感できるものです。人々に、あるいは特に今世界で起こっていることに物事に対して、表現したい言葉がある時が数多くあると思います。私にとって写真とはそういうものなのです。」

これが、Kara Mercer氏が一般的に撮影する理由であるだけでなく、彼女の最新のプロジェクトの基礎となっています。「隔離期間中、私は友人と一緒にこの時期に私たちが経験している感情を表現した本を作っていました。COVID-19と今世界が直面している全ての課題と共に、私達を一つにすること、多くの美しいものを創り出すことに多くの方法を用いて光を当てています」

Kara Mercer氏は続けます。「セッション全体を通して、光が様々な形で変化していくのがわかると思います。ある時には、本当に暗い光になったり、ある時には、本当に柔らかくて金色の光になったりします。今まで考えもしなかったようなことに光を当ててくれるのです」。

Photo © Kara Mercer | FUJIFILM X-S10 camera and XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ lens, 1/400 sec at F5.6, ISO 1600

Kara Mercer氏にとって、創作のプロセスはすべてコラボレーションです。それぞれが自分の個性を少しずつ加え、多くの異なる考えが集まるアイデアから素晴らしいプロジェクトが出来上がります。「クライアントのためであろうと個人的な理由であろうと、写真撮影でコラボレーションすることには、何か美しいものがあります。私たちは皆、成果物に自分の一部を吹き込むのが大好きです」と彼女は言います。

このセッションにX-S10を使用したところ、カメラの簡単な操作と便利な機能のおかげで、コラボレーションのプロセスが格段に楽になったとKara Mercer氏 は言います。「ずっと機材をいじっていると、モデルやチームとのつながりを妨げてしまいます。だから、私は美しい画像を撮影する一方で、チームとのコミュニケーションやつながりをより簡単にできるようなものを用意しておきたいと思っています。

Photo © Kara Mercer | FUJIFILM X-S10 camera and XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ lens, 1/1250 sec at F6.4, ISO 250

彼女は、カメラのコンパクトで軽量なボディに加えて、バリアングル液晶のタッチパネルを強調しています。「X-S10は本当に素晴らしかったです。超軽量です。特に私のような背の低い人間にとって、回転できる画面は大好きです!また、カメラの上部に当たっている反射を除く必要がある場合にも大変便利です。」とKara Mercer氏は感激しています。

Photo © Kara Mercer | FUJIFILM X-S10 camera and XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ lens, 1/1000 sec at F6.4, ISO 320

Kara Mercer氏は、X-S10はXシリーズから最高のものを取り入れたと感じています。つまりX-H1を彷彿とさせる大型のハンドグリップと人間工学に基づくデザイン、X-T4からは約2610万画素のX-Trans CMOS 4センサー、クアッドコアのX-Processor 4、5軸手ブレ補正。全ての要素をX-T30のような小さなボディに収めたと感じています。これらすべてが一体となり、X-S10を手持ちで使うのが楽しくなりました。

「私が撮影したすべてのものは手持ち撮影で、X-S10は本当にかっこよかったです。私はグリップが大好きです。カメラを素早く構えてショットを撮ることができるのは、とても気持ちがいいです。これは、富士フイルムのすべてのカメラシステムへの美しい移行だと思います。X-H1とX-T30をミックスしたような感じで、富士フイルムが得意とする美しいカラープロファイルが得られます。」

Photo © Kara Mercer | FUJIFILM X-S10 camera and XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ lens, 1/70 sec at F5.6, ISO 4000

この一連の画像では、Kara Mercer氏はETERNA Film Simulationを使用しました。このモードは美しくソフトなハイライトとシャドウのトーンを低彩度で再現し、映画のような雰囲気を出すことができます。これまで一度も使用したことはありませんでしたが、今後も必ず使用する予定だと言います。「撮影全体を通して暖色系のトーンを維持するのに適していたので、将来的にはもっと多くの使用機会があると思います」と彼女は言います。

X-S10の持ち運びのしやすさも、Kara Mercer氏がこのカメラに魅力を感じる理由のひとつです。「シンプルで軽量なので、どこにでも持ち運べます。旅行中だろうとポートレイト撮影中だろうと構いません。私は常に、すぐ持ち運びできるカメラのファンなのです。」

Photo © Kara Mercer | FUJIFILM X-S10 camera and XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ lens, 1/250 sec at F5, ISO 400

このような汎用性があるからこそ、Kara Mercer氏はX-S10がコンテンツ制作者にとって素晴らしい選択肢であると考えています。このカメラはシンプルなインターフェース、快適な人間工学に基づくデザイン、ワイヤレスでのデータ共有機能を備え、プロ品質の静止画やシネマ標準の4K/30pビデオを作成できます。つまり、非常に強力な映像制作ツールであることを意味しています。

「このカメラは、軽量で持ち運びに便利なカメラを必要とするあらゆるタイプのブロガーやVlogerにとって、信じられないようなカメラになると感じています。静止画と動画の両方に非常に優れた能力を持っているので、屋外でのライティングセッションのような状況では、特に日が暮れてくると驚くべきことになると思います。」

こちらのプロジェクトの舞台裏を撮影した映像で、Kara Mercer氏のクリエイティブなプロセスをご覧ください。

Photo © Kara Mercer | FUJIFILM X-S10 camera and XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ lens, 1/250 sec at F5, ISO 400