X-H2S: Avalanche Dogs x Craig Turner-Bullock

2022.06.14

Aspiring Avalanche Dogs

朝6時前、外はまだ暗い中、私は今日のフライトが天候に左右されないか心配しながら、最後の準備をしていました。

これから始まる冒険のために必要なものが揃っているかどうか、最後の確認を行います。カメラは富士フイルムの新製品X-H2S。バッテリーの充電は済んでいるか?帽子と手袋は?犬のおやつとおもちゃは持った?チェック完了。

ヘリコプターでの移動、ロケーション、救助犬、そしてこの新しいカメラ、X-H2Sを使った撮影以上にワクワクするものはありません。

そして、出発を指示する電話がなりました。ついに出発です!

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X-H2S & XF16-55mmF2.8 R LM WR

犬のおやつやおもちゃを持ち歩くなんて、ちょっと変だと思われるかもしれません。しかし、今日はニュージーランド南部にある山岳救助チーム「Aspiring Avalanche Dogs」と一緒に行動しているのです。今日の撮影場所は人里離れた氷河で、山岳救助犬の訓練セッションを記録します。主役は、ラブラドールのウィザードとジギー、そしてハンドラー(訓練士)のマットとカラムです。

私は20年以上犬専門の写真家として活動しています。この仕事をしている中での一番の喜びは、抱き抱えたり、尻尾を振ったりする以外に、働いている犬の姿を見ることができることです。彼らの仕事に対する意欲、集中力、決意は、「写真を通して犬の精神をとらえる」という私の想いと重なります。私はこの仕事をするために生まれ、そしてこの仕事を愛しているのです。

今回のような極限状態での撮影では特に、犬たちがハンドラーを信頼しているように、私にも信頼できるカメラ機材が必要です。私や被写体となる犬たちの動きに追従できるスピード感があり、天候に左右されず、素晴らしい画質で撮影できるカメラです。

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X-H2S & XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR

X-H2Sは期待を裏切りませんでした。私の写真人生で初めて、1秒間に40コマの撮影が可能になったのです。もう一度言いましょう、40fpsです!さらに、新しいオートフォーカス性能により、特定の被写体を検出して追従することができるようになりました。被写体の種類もいくつか選べるのですが(犬もその一つ)、これがまた素晴らしい。 動く犬を追従するこのカメラの能力は驚異的で、気が付くと犬を撮影し続けていました。想像もしなかったほど素晴らしい、ウィザードとジギーの写真を撮ることができました。

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X-H2S & XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR

氷河の上では、マットとカラムが、氷に埋めたものを探すために犬たちに指示します。犬たちは臭いを嗅ぐと一直線ではなく、ジグザグと不規則な動きをします。頻繁に方向を変えて、臭いの場所を特定しながら、精度を高めていくのです。X-H2Sの重要な特徴として、積層型センサーを搭載していることが挙げられます。これのお陰で素晴らしいパフォーマンスを発揮しており、その中でも最も有益な機能はブラックアウトフリーで撮影できるファインダーと液晶でしょう。これにより、常に動き回る犬の行動をしっかりと把握することができます。ファインダーを半信半疑で覗きながら、犬がフレーム内のどこにいるか予測する日々はもう終わったのです!

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X-H2S & XF8-16mmF2.8 R LM WR

私の理想は、氷河のクレバスを飛び越える犬たちを撮ることでした。そして、今回その撮影に理想的な場所を見つけました。ジャンプをするのに十分な大きさの氷の結晶が並んでいます。何度かトレイルランをして犬を慣らした後、氷の上に寝転び、クレバスにカメラを向けて、被写体検出だけを頼りにブラインドで撮影します。

また、ヘリコプターから長いロープで吊るされた犬たちも逃せない撮影シーンです。実際の救助活動では、ヘリコプターが安全に着陸できないような遠隔地に犬とハンドラーを降ろすためにロープを使用します。ヘリコプターの翼の風と下降気流によって犬とハンドラーが回転しても、カメラは被写体検出を続けます。

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X-H2S & XF200mmF2 R LM OIS WR

もちろん、スピードや追跡能力はもっと動きのあるアクションシーンでも試しましたが、その結果も信じられないほど素晴らしい結果が得られました。犬たちが捜索に成功すると、ご褒美として紐状のおもちゃを引っ張り合い、じゃれあって遊んでいるのですが、これこそ犬とハンドラーの絆を感じることができる瞬間です。この魔法のような特別な瞬間はとても貴重で、長年撮りたいと願っているシーンでした。

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X-H2S & XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR

私が最後のシーンである、Dogorama®(特許取得済みのパノラマ写真で、犬とその場所を紹介する作品)を撮影していると、ヘリコプターのパイロットから無線で連絡が入りました。天候が急変し、脱出しなければ救助活動が必要になる恐れがあるというのです。急いで荷物をまとめてヘリコプターに戻ると、驚くほどの速さで雲が立ち込めてきました。冒険はあまりにも早く終わりを告げてしまいました。それでも、撮りたかったカットはすべて撮れたという自信はあります。ジギー、ウィザード、マット、カラム、このメンバーでの撮影は最高でした。富士フイルムX-H2Sのパフォーマンスレベルの高さは前例のないものでした。これからもX-H2Sを手に、可能性の限界に挑戦し続けることができます!

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X-H2S & XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR