2016.08.18 Bill Fortney

X-T2:水風景に完璧なカメラ

Bill Fortney

45年以上のキャリアを持つ写真家、ライター、パイロット、プレゼンター。 新聞や雑誌のフォトジャーナリストやスポーツフォトグラファー(Washington Redskinsのオフィシャルフォトグラファーでもあった。)、メディカルフォトグラファー、自然・風景写真家としてのキャリアを持つ。”The Nature of America(David Middltonと共同出版)”や、”American Vision(David Middleton、John Shaw, Wayne Lynchと共同出版)”、”American From 500 Feed(Wesley Fortneyと共同出版)”を著書。15万部以上を売り上げ、人気写真家ライターとなる。 KelbyOneで現在教えており、Photoshop's Worldにスピーカーとして登場。そのほかにもLight Workshopなどのワークショップでも教えている。 妻とケンタッキーで暮らし、3人の子供と6人の孫を持つ。

風景写真家として、私は水風景の作品で一番馴染みがあると思う。滝や、川、流水など今まで撮ってきた作品は数多くある!富士フイルムの新しいカメラ「X-T2」は、水風景に適した機能を兼ね備えたカメラだ。
X-T2が7月に発表される前、このカメラを持ってグレート・スモーキー・マウンテンを訪れる機会に恵まれた。そして、その時の体験を通じて分かったことがある。それは、X−T2は、まさにプロ・ネイチャー・フォトグラファーのドリームカメラであるということだ。

私が、特に気に入ったカメラの機能を紹介しよう。

1) X-T2に搭載された素晴らしい新ビューファインダーは、ミラーレス構造をうまく活用していて、撮影が楽しくなる!水の動きを絹のようになめらかに表現するときは長時間露光するが、ポラライザー効果とトーン領域がリアルタイムで見ることができる。デジ一眼でも見ることはできるが、X-T2のように、最終イメージの仕上がりまで確認することはできない!この高解像で高倍率のファインダーのおかげで、きめ細かなディテールまでしっかりと確認することができる。

2)  露出補正ダイヤルは、富士フイルム Xシリーズ、特に、X-T2の大きな魅力の1つだ。カメラを絞り優先モードに設定して、露出補正ダイヤルを使いながら露出に調整する。ファインダーに表示されるヒストグラムを見て、実際の 画と見比べながらハイライトのディテールが飛んでいないか確認をしながらダイヤルを回して調整をする。ダイヤルは、1/3段刻みだから、とても細かい調整が可能だ。さらに嬉しいことに、ファインダーに表示される画は、露出補正された最終的な仕上がりイメージと同じなんだ!

3)  水風景を撮影するときは、フォーカスポイントを慎重に選ばなくてはならない。新搭載のフォーカスレバーは、とても細かくフォーカスポイントを調節できる!

4)  動きのある水を捉えるのはとても難しい。雨が降っている中撮影しなければならないときもあるし、滝から水しぶきを浴びながら撮影することもある。そんな環境でも心配事を取り除いてくれるのがX−T2とWRレンズの防塵・防滴機能だ!こういう環境で好んで使うレンズは、XF16-55mmF2.8 R LM WRだ!

使うたびにX-T2は、あらゆる撮影に適したカメラだと認識させられるが、風景やネイチャー、マクロ撮影で、特に力を発揮するカメラだと思う!
Bill Fortney   –  Fujifilm X-Photographer

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#2 Perfect for Water Landscapes
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