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2019.01.04 Eamonn McCarthy

パーソナルベスト vol.8 | イーモン・マッカーシー

Eamonn McCarthy

アイルランド西部を拠点に活動する風景作家。風景写真の講師を務めており、フェイスブックで撮った写真を毎日公開している。 2005年にデジタルへ移行するまでフィルムで写真を撮っていた。その当時のお気に入りのカメラは富士フイルムのGW670III。そして、一番のお気に入りのフィルムはベルビアだった。なので、デジタル移行した時、富士フイルムの機材を使えなくなって寂しい思いをした。 富士フイルムのデジタルカメラを使うようになったのは2012年10月9日。日付まで鮮明に覚えているのは、富士フイルム・アイルランドがX-Pro1を1日限定で貸してくれたから。そんな短期間で使いこなすまでは至らなかったけど、撮れた写真はいずれも素晴らしかった。だから、その後X-E1を購入。ニコンのフルサイズ機のサブとして買ったのだけど、気づいたらX-E1ばかりで撮影をしていた。ニコンのカメラとレンズは家に置いていくようになったんだ。フルサイズが必要と思っていたのだけど、X-E1で撮れる写真を見ているとその必要性に疑問を問いかけるようになっていた。今ではX-T2をメイン機として使っている。私の年齢もあるのかもしれないが、X-T2はフィルムカメラを使っているような感覚になる。カメラの操作方法に悩まされることなく、写真を撮る行為を純粋に楽しめるんだ。

この写真のタイトルは「Ancient Forest(古代の森)」。2018年に撮ったお気に入りの一枚です。アイルランドのメイヨー州の北西部の海岸にあるDoohomaビーチで撮影しました。 2017、8年の冬の嵐で、たくさんの砂がビーチから一掃され、長く消えた風景が姿を表しました。現在の美しいビーチは、かつては大きな森だったのです。嵐で移動した砂浜の底から5000年前の木の根が出現しました!

日没の約30分前に海岸に到着。潮は引き、根が完全に姿を表していた。数枚の写真を撮ったが、海水に浸かった根の写真を取りたかったので、予め構図を決め、凍る寒さの中その瞬間を待った。太陽が沈んでから45分。大西洋が再び根の周りを周回し始め、私はシャッターを押した!

カメラはFUJIFILM X-T2で、レンズはXF10-24mmF4 R OISを仕様。露光時間は20秒だ。このレンズは風景写真にとても適していて、特にこのような構図のときにその威力を発揮する。その幅広い画角で大きな木の根に焦点を当てることで、際立たせつつも、背景のDoohomaビーチとAchill島の風景を写真に取り込むことができる。この撮影では、広角端より少し寄せて、14.5mmで撮影。個人的に14mmより広角にすることは殆ど無い。そして、とてもローアングルから撮影しているのがおわかりいただけるだろう。私の身長はほぼ2メートル。X-T2にチルト式モニターがあったからできた技だ!

 

使用した機材

カメラ:X-T2
レンズ:XF10-24mmF4 R OIS

ギャラリー

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