This website uses cookies. By using the site you are agreeing to our Privacy Policy.

2018.11.23 Pieter D'Hoop

パーソナルベスト vol.2 | ピーター・デュープ

Pieter D'Hoop

ベルギー・ブルッヘ出身の写真家。
写真家としてのキャリアを歩み始めた当初、フード・フォトグラフィーとレストランを専門分野として活動することを決意。ディテールの細部までに拘りつつも料理そのものを魅力的に写し出す独自のスタイルを築き上げる。フード・フォトグラファーではなく自身のことを「料理フォトグラファー(Culinary Photographer)」と名乗っている。また、レストランのインテリアや雰囲気、そしてそこで働く人々も良い写真を撮る上で大切だと彼は言う。
数多くのベルギーやオランダのレストランを訪問し、レストランのダイナミックな現場を日々目の当たりにした。現在は、その経験を活かし世界中のレストランを駆け巡りルポしている。

自分の作品から気に入っている一枚を選ぶのはとても難しい。なぜなら、その時の気分によって、好みが変わってしまうからだ。

この写真は、ミシュラン二つ星レストラン「Jane Antwerp」で撮った一枚だ。古い教会をレストランにリノベートしたこの場所を多くの人が聖地と呼んでいる。リノベーションが行われたのは去年の夏。時間帯によって光の差し込み加減に変化があり、レストランの雰囲気が大きく変わる。その当時、そんな多様な表情を持つレストランを2日間取材する機会を得た。

この写真は、照明に使われている大きな真鍮のカバーを用いて撮影された。ステンドグラスから差し込む光に照らされて、一皿の料理の表情は常に変わっていた。そんなときに撮れた一枚だ。

GFX 50S & GF120mmF4 R LM OIS WR Macro

レストラン「Anterwerp」内部の様子

上質な素材を求め、調理作法に拘りを持つシェフと私は仕事をしたいと思っている。なぜなら、私自身もこだわりを持ち、完璧を追い求め撮影に取り組んでいるからだ。そんな私なので、使う機材にも強い拘りを持っている。たかがフード・フォトグラフィーと思うかもしれないが、それでも絶好のシャッターチャンスはなかなか訪れないものだ。撮影に失敗したからと、もう一回作ってくれないか?なんてお願いは絶対にあり得ない。

GFX 50S & GF110mmF2 R LM WR

だからこそ、撮影には信頼できる機材を使う。撮影はすべて富士フイルムのGFX 50S。このカメラがもたらすシャープネス、色再現、それに広域なダイナミックレンジのおかげであらゆるライティング条件のもとでもクリエイティブに仕事に没頭できる。EVFチルトアダプターを付けていると眼の前に新しい世界が広がる。GFXで撮ると料理の質感とディテールがしっかりと描写される。

Xシリーズのカメラ用アクセサリーとしても、EVFチルトシフトアダプターが登場されることを願うばかりだ。試してみると、きっと数多くのフォトグラファーが広がる新しい視野に驚くことだろう。

GFX 50S & GF110mmF2 R LM WR

私は、テクニカルなフォトグラファーではない。ワークショップに一度も参加したこともなければ、レッスンを受けたこともない。試行錯誤しながら独学で写真の術を学んできた。簡単な道のりではなかったのかもしれないが、そのおかげで自分のスタイルを築き上げることができた思う。それに、写真を撮るたびに今でも上達していると感じている。毎日、新しい何かに遭遇する。自分の眼と経験をもとにときに困難となる「何か」を乗り越えて、美しい一枚を撮るんだ。富士フイルムのGFXとXシリーズは、それを可能にしてくれる私の大切なパートナーなんだ。

GFX 50S & GF120mmF4 R LM OIS WR Macro

連載「パーソナルベスト」をもっと読む

Vol.1 フレミング・ボー・ジェンセン
Vol.2 ピーター・デュープ
Vol.3- サンティアゴ・エスコバル-ハラミーヨ
Vol.4 ステファン・フィンガー
Vol.5 カイザ・クルス・バカーニ

カテゴリー

このストーリーで使われている製品