富士フイルムがX-T200のプロジェクトに私を選んだと聞き、私はすっかり圧倒されてしまった。その後すぐに、ロケーション撮影のコンセプトを練る作業を始めた。このカメラのターゲットは若年層だ。そこで2つの場面で撮影を行うため、2人のモデルを手配した。一つは昼間、もう一つは夜間だ。
初めて箱を開けてX-T200を目にしたとき、他のX-Tシリーズとよく似たデザインだと感じた。X-T200はエントリーレベルの写真家に最適だ。初心者がこのカメラを使えば、撮影体験をより意義深いものにできるに違いない。 X-T200の液晶モニターは、前モデルであるX-T100に比べて大型化し、バリアングルの自由度が向上した。
私は写真撮影を始めるとすぐに、このカメラを快適に使えていることに気づいた。Qメニューを使うことで、ダイヤルやボタンを自分好みに簡単にカスタマイズできるからだ。撮影の間も、モデルとのコミュニケーションに集中しながら、露出や設定を一瞬で切り替えることができる。
私はすべての画像を、瞳AF機能を使って撮影した。この機能のおかげで、正確で素早いオートフォーカスが可能になる。美肌モードを使えば、JPEG画像をカメラから撮って出しですぐに使用・印刷できる。
カメラの画質は非常に優秀だ。ダイナミックレンジが良好で、ハイライトでもシャドウでもディテールを十分に表現できる。富士フイルムはフィルムシミュレーションで有名だ。X-T200は11種類もの優れたフィルムシミュレーションを搭載しているため、写真家は、雰囲気やカラープロファイルに合うものを選ぶことができる。
まとめると、このカメラを使うのはとても楽しかった。初心者だけでなくソーシャルメディア志向の写真家にとっても、X-T200は最適なカメラだろう。