2021.10.01

LENS STORIES: XF33mmF1.4 R LM WR x アーロンスキー

XF33mmF1.4 R LM WRのインプレッション

皆さん、こんにちは。私は中国出身の写真家、AARONSKYです。

FUJIFILM X-T4 & XF33mmF1.4 R LM WR

FUJIFILM X-T4 & XF33mmF1.4 R LM WR

大口径単焦点の50mmレンズは、この焦点距離が古典的なものであるだけでなく、現実の写真撮影においても多くの利点があるため、常に私の第一レンズとなっています。まず、50mmのパースペクティブ効果は人間の目のそれに最も近いので、標準レンズとも呼ばれています。非常に扱いやすい焦点距離で、この焦点距離であれば、ロケーションポートレートは遠くから、クローズアップは近くから撮ることができ、どちらも歪みが大きくなりません。2つ目は、構造上の理由から、135システムの中で最も小型化しやすい焦点距離50mmのレンズであることです。一般的に、同じシリーズの同じ口径のレンズの中では、50mmのレンズが一番小さいと言われています。例えば、富士フイルムのXシステムでは、XF35mmF1.4が「富士フイルムF1.4軍団」の中で最も小さいレンズとなっています。

FUJIFILM X-T4 & XF33mmF1.4 R LM WR

FUJIFILM X-T4 & XF33mmF1.4 R LM WR

私の富士フイルムXシステムの最初のレンズは、XF35mmF1.4です。カメラのボディはX-T10からX-S10へと何度もバージョンアップしてきましたが、ずっと35mmF1.4を使い続けてきました。このレンズの最大のメリットは、小型・軽量・大口径であることですが、10年前のレンズであり、2021年時点では、フォーカススピード、ノイズ音、画質、防塵防滴などの面でやや物足りなさを感じていました。過酷な環境での撮影には少し力不足の感があります。

FUJIFILM X-T4 & XF33mmF1.4 R LM WR

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新しい富士フイルムXF33mmF1.4は、XF 35mmの欠点を完璧に補ってくれるレンズです。まず、新たに搭載されたリニアフォーカスモーターにより、ピント合わせのスピードと精度が格段に向上したことが挙げられます。撮影時にレンズの蛇腹はもう必要ありません。同時に、ピント合わせのプロセス全体が非常に静かです。インナーフォーカス方式を採用しているため、使用中にXF33mmが動作していることに気づくことは難しく、静かな環境での撮影や動画ユーザーには大きなメリットとなるでしょう。XF33mmF1.4は非球面レンズを2枚、EDレンズを3枚使用しているため、XF35mmF1.4に比べてレンズの画質が格段に向上しています。周辺の画質までもが向上しています。また、XF 33mm F1.4には、防塵防滴設計が加わりました。防塵防滴対応のボディであれば、さまざまな非日常的な環境でこのレンズを使うことができます。環境によってはレンズが使えない問題とはお別れです。

FUJIFILM X-T4 & XF33mmF1.4 R LM WR

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XF33mmF1.4は、XF35mmF1.4と比較して、性能面での改善点が非常に多く、体積・重量ともに増加しています。XF33mmF1.4は、レンズの全長が少し長くなりましたが、レンズの直径は基本的に変わらず、重量は400gです。全体的に見て、体積と重量は許容範囲内です。なお、富士フイルムは、「XF33mmF1.4 R LM WR」と「XF35mmF1.4 R」は併売するとしています。この2本のレンズを同時に販売することで、異なるニーズを持つユーザーの需要に応えます。つまり、フォーカススピードに対する要求が極端に高くなく、サイズや重量に非常に気を遣うユーザーは、旧来のXF35mmF1.4レンズを選択することができます。というのも、大口径の単焦点レンズは、光量やボケ味が撮影の主な条件で、画質やフォーカススピードはさほど必要ではないので、そういった目的であればXF35mmF1.4を選べばいいからです。厳しい被写体を撮影するのであれば、XF33mmF1.4の方がいいかもしれません。ロケーション撮影もスタジオ撮影もする私にとっては、XF 33mm F1.4が正式に発売されるのが楽しみです。購入し、あとは撮影テーマに応じて33mmか35mmのどちらかを選ぶつもりです。

FUJIFILM X-T4 & XF33mmF1.4 R LM WR

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