2016.08.10 Jan Gonzales

カメラバッグの中に – Jan Gonzales

Jan Gonzales

フィリピンの首都マニラから飛行機で1時間ほどの所にあるセブ島在住。1995年から写真を始めた。独学で写真を学び、全ての作品をレタッチしている。仕事とプライベートの両方で人物を中心に撮影している。根気強さ、実験、経験は素晴らしい写真の母である。

私は、フィリピンのセブ島を拠点に、ビジュアル・ディレクター兼ポートレート・スチルカットなどの広告写真家として活動するXフォトグラファーだ。私の多くの撮影は、コマーシャルポートレートや複数のカットを1枚に仕上げる広告写真などが多い。
富士フイルムのカメラを使い始めたのはX100が登場した頃に遡る。本当のことを言うと、X100はその見た目に惹かれて衝動買いしてしまったカメラなんだ。でも、実際に使ってみたら、見た目だけでなく、色の描写もとても良かったのですぐにお気に入りのカメラとなった。私は、撮影にはストロボをよく使う。ロケでもライティング機材は持っていくし、広告撮影はもちろん、個人的な撮影にも欠かせない。
広告写真家として、風景や、建造物、食べ物などあらゆる被写体のものを撮影する。ときにこれら全ての要素を1つの写真にまとめなければいけないときもある。なので、仕事を進めるときは、必ずアートディレクターにビジュアルを見せながら撮影をする。Wi-Fi機能付きのSDカードを2番目のカードスロットに入れておくんだ。1番目のカードスロットでは、RAWを記録して、もう一つのスロットでJPEGを記録するようにしておく。JPEGの画像は、リアルタイムでiPadへ転送されてすぐにプレビューできるようにしておく。特にパソコンがない外で撮影する時、この環境を構築しておくと仕事がとてもしやすくなる。

Xシリーズのカメラリモート機能は、俯瞰の目で食べ物などを撮影する時に特にその力を発揮する。Wi-Fiカードを入れたカメラを上に持ち上げてリアルタイムでiPadでプレビューする。リモート機能では、シャッターを切ることはもちろん、それ以外にも色々と設定を調整することができるんだ。スチル撮影ではとても便利で欠かせない機能だ。

Thinktank Roller Derbyの中には・・・

1 x X-T2
1 x X-Pro2
1 x X-70
8 x NP-W126 バッテリー
4 x SD Cards
1 x Black Tag/Black Rapid カメラストラップ(カスタム済み)
1 x Transcend WiFi card (for iPad Tethering)
XF 56 F1.2 R APD
XF 23 F1.4
XF 35 F2
XF 90 F2
XF 16-55 F2.8
XF 10-24 F4
XF 50-140 F2.8
Cybersync サイバーコマンダー
Cybersync トリガートランスミッター
Lee ベローズ(蛇腹)レンズフード
Lee NDフィルター (.3、.6、.9)
Pocketwizard Plus 3 トリガートランスミッター
Pocketwizard Plus 2 トリガートランスミッター
Pocketwizard Subminiphone Remote Pre-Trigger Cable(リモートプレトリガーケーブル)
Macbook Pro 15” (非光沢液晶モニター)
iPad Pro 12.9”
Thinktank Roller Derby

ロケの時は、The ThinkTank Production Manager 40の中にライティング機材を詰め込んでいく・・・

6 x Paul C. Buff Einstein 640
モディファイヤー
2 x Paul C. Buff リチウムバッテリー
電源コード
スタンド
カラーフィルター
Thinktank Production Manager 40

私のバッグの中は、以上だ。Xシリーズを使ってコマーシャル撮影をする機材を皆に紹介出来てとても嬉しく思う。ここまで読んでくれてありがとう。