このレンズを使い始めてから数ヶ月、それまでの撮影の常識が覆されました。以下は、このレンズが作品にどのように影響を与えたのかについてのほんの一例です。
内装や外装など、建築物の写真を撮ることが多いので、超広角レンズが必須です。普段はGF23mmを使用しており、十分満足感のあるレンズです。しかし、GF20-35mmは焦点距離がより広いので、広角の写真が撮りやすくなりました。また、ズーム機能があるので、より柔軟に対応できます。
最近はGFX100を使ってコマーシャル作品を撮影していますが、このレンズはGFXの1億画素の解像度に難なく対応していると感じます。写真のクオリティは素晴らしく、ゴーストやフレアの心配もありません。ズームレンズではありますが、レンズの端から端までの品質は見事なものです。
富士フイルムがこのレンズを問題なく持ち運べるよう、とても軽量かつ手軽にしてくれたことに驚きました。私の作品では、82mmのCPLフィルターを頻繁に使います。このレンズだと、私が所有しているすべてのフィルターにぴったりとはまります。このレンズで気に入っていることの1つは、インナーズームです。インナーズームのおかげで、レンズはより頑丈になり、便利で、埃が入りにくくなりました。また、雨天時や過酷な条件下で撮影することもあるため、防塵防滴性能も向上していると感じました。特にフッ素コーティングは、ホコリや水をはじく効果があります。
これらの利点から、私が商業作品を撮る際にこのレンズを重宝することは間違いないでしょう。