2020.07.28 Ioannis Tsouloulis

EF-60 and EF-W1 with Ioannis Thouloulis

Ioannis Tsouloulis

彼はリンブルフの高山地帯で育ち、幼い頃から写真撮影に興味を持っていた。
9歳の時、彼は初めてコンパクトカメラを買った。そして、その数年後に一眼レフを手にした。
彼は自分を魅了するあらゆる被写体を撮影してきたが、特に「人」に注目している。陸軍での兵役の後、ハッセルトの写真学校に通った。そしてその3年後、彼はオーステンデに移った。どんな仕事をしていても彼の写真に対する情熱は冷めることがなく、2006年、ついに写真を生業にすることを決意した。彼はしばらくの間Roularta Media Groupでアスリートのポートレート撮影に専念した。
プロとして、彼は精力的にポートレート撮影を手掛けるだけでなく、アーティスティックな作品作りにも取り組んでいる。また、様々なメーカーの商品撮影も行い、彼の仕事は多岐に渡っている。

新製品EF-60とEF-W1のファースト・インプレッション

フラッシュの新製品EF-60により、富士フイルムのフラッシュの既存ラインアップはさらに充実した。 これに加えて富士フイルムは、ワイヤレスコマンダーEF-W1も投入した。

フラッシュEF-60の登場は、富士フイルムの機器を駆使してフラッシュ撮影する人にとって、新たな出発点となる。このフラッシュはコンパクトかつパワフルで、信頼性も高い。 このフラッシュとコマンダーをテストして感想を書いてほしいとの依頼を受けた。

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    フラッシュ EF-60 (Photo: Jonas Rask)

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    ワイヤレスコマンダー EF-W1 (Photo: Jonas Rask)

この写真を撮るに当たり、カメラにフラッシュを取り付けた。望みどおりの結果を得るため、フラッシュをTTLモードに設定し、発光量を+ 1に調整した。モデルの髪を際立たせるため、太陽をキックライトとして使用した。

文字どおり瞬く間に、この写真は完成した。繊細な色彩が欲しかったので、フィルムシミュレーションはAstiaを使用した。

計算の必要はないし、必要な光量を推測する必要もない。このフラッシュが、あなたの代わりに仕事をしてくれる!

ワイヤレスコマンダーをフラッシュと組み合わせてテストするため、この背景を選択した。ヘントの街の建物の間から日光が降り注ぎ、このような見事な背景を作り出した。

この状況で太陽光に負けないパワーを得るには、1台のフラッシュでは不十分だった。そこで2台のEF-60を裸で使用した。両方のフラッシュの発光量を手動でフルパワーに切り替えるため、ワイヤレスコマンダーEF-W1を使用した。そしてこれらのフラッシュを、メリッサの顔にまっすぐ向けた。繊細な色彩が欲しかったので、フィルムシミュレーションはAstiaを使用した。

発光量の調整は本当に簡単だ。チャンネルとグループ、そして好みの設定をコマンダーで選択すればよい。フラッシュの設定を確認するためのビープ音が鳴り(ビープ音は消すこともできる)、撮影が始まる。 

私が望むとおりに、被写体と背景の間で完璧なバランスを作り出すため、ハイスピードシンクロモードを使用した。明るい太陽光が降り注ぐ最中でも、このような夕暮れの雰囲気を出したかったからだ。

手動設定をテストしたいと思った。そこで、この写真にふさわしいと思う発光量を選んだ。発光量を調整した後、試しに撮ってみた写真がこれだ。フラッシュはライトスタンドの上に取り付けた。光を柔らかくするため、フラッシュの手前に半透明のアンブレラを置いた。フィルムシミュレーションはAstiaを使った。

ワイヤレスコマンダーを使って手動で作業したが、富士フイルムのフラッシュのおかげで本当に楽だった。

まさにこの場所で、私は「ポータブル・スタジオ」をたった数分で作り上げることができた。グレーのブロックは、モデルを際立たせる最高の背景となった。モデルと背景の色対比を大きくするため、Proviaのフィルムシミュレーションを使うことにした。

ここではフラッシュEF-60を2台使用した。右側のキーライトは、フラッシュEF-60の前に半透明のアンブレラを置いたものだ。左側のキックライトは、裸のEF-60だ。ワイヤレスコマンダーEF-W1を使って発光量を手動で選択し、HSSで撮影した。このフラッシュはとても小さく軽いため、文字どおりどこでもすぐに、自分のスタジオを作ることができる。

 

瞬く間にそして簡単に、ポートレートが出来上がった。1台の裸のフラッシュを使い、TTLとHSSモードによって遠隔から撮影する。より暗い背景を作り出すためカメラはマニュアルで設定するが、モデルの適切な露出について頭を悩ませる必要はない。この写真のフィルムシミュレーションはAstiaを使用した。撮影にフラッシュを使うべきかどうかをためらうのは、もはや過去のことになるだろう。

またもや瞬く間にそして簡単に、ポートレートが出来上がった。街中を歩いているとき、背景にこれらの花を見つけた。メリッサにポーズを指示し、フラッシュをカメラにTTLモードで取り付け、この写真を撮影した!

完璧で簡単なフィルフラッシュが、必要なときにいつでもどこでも実現する。このときはVelviaのフィルムシミュレーションを使用した。背景の光がぼんやりとしている中でも、このような鮮やかな色を捉えたかったからだ。

スタジオと同等の光量調整が可能な環境ポートレート。しかしこれは屋外だ。よりバランスの取れた写真を撮るため、背景の露出を手動で1段階マイナスにした。その他の設定はTTLにお任せだ。温かみのある夕方の色合いを強調するため、フィルムシミュレーションはVelviaを使用した。

後ろで咲いているバラは、この写真にうってつけの背景だ。ただ夕暮れの光は弱く、この写真を撮るには不十分だった。

そこで、この写真のために自分で太陽光を作ることにした。モデルの顔を明るくするため、1台のフラッシュの前に半透明のアンブレラを置き、花の鮮やかな雰囲気を表現するため、もう1台のフラッシュを裸で使用した。

光と写真を完璧にコントロールするため、カメラとフラッシュの設定をマニュアルで行う。これらの鮮やかな色彩を得るため、フィルムシミュレーションはVelviaを使った。

前の写真と同じ場所で、フラッシュの使い方も同じだが、夕暮れの光を活かすために、設定をさらに2段階変更した。そしてこの写真が撮影できた。創造性あふれるフラッシュ撮影が、本当に簡単になった。温かな夕暮れの色合いを捉えるため、フィルムシミュレーションはVelviaを使用した!

同じ通りを少し進むと、数分後、空は青とピンクの美しいシンフォニーを奏でていた。

カメラの液晶スクリーンで、まだ残る光を私の好みに合うよう調整した。そしてリモートコマンダーを使って、フラッシュの発光量をマニュアルで変更した。

この色彩を最大限に表現するため、フィルムシミュレーションはVelviaを使用した。

街の明かりが、温かみのある雰囲気を醸し出した。この雰囲気を捉えたいと思った。モデルを明るく照らすため、2台のフラッシュEF-60を加えた。フレーム右側のキーライトの手前には、半透明のアンブレラを置いた。左側のキックライトは、フラッシュを裸で使用した。背景に関してはカメラ設定をマニュアルで行い、フラッシュに関してはTTLを用いた。柔らかな色彩を出すため、フィルムシミュレーションはAstiaを使用した。

落書きだらけのこの通りは、とても風変わりな舞台だった。そして、全く異なる表現を作り出す可能性を私に与えてくれた。

この写真と次の2枚の写真では、裸のフラッシュを1台だけオフカメラで使用した。ライトスタンドに取り付け、TTLモードによって遠隔でシャッターを操作して、このような表現を作り出した。カメラの設定はマニュアルで行った。カラー写真にはVelviaのフィルムシミュレーションを使い、白黒写真にはAcros-Gのフィルムシミュレーションを使用した。

今回の撮影の最後の写真を撮るため、カメラとフラッシュをマニュアルで設定した。そして裸のフラッシュをもう1台、リムライトとしてモデルの背後に置いた。どちらのフラッシュもライトスタンドに取り付け、オフカメラで使用した。フィルムシミュレーションはAcros Gだ。

最後に:

このフラッシュとワイヤレスコマンダーには本当に満足した。フラッシュはコンパクトなので、最も小さいバッグにも収納できる。一方でパワーは十分にあり、写真撮影で大きな効果を発揮するだろう。発光間隔も短いため、家族写真でもプロの撮影でも全く問題ない。全てのダイヤルとコマンドは正しい位置に収まり、非常に使いやすい! このフラッシュは、フラッシュ撮影をする全ての写真家に、大きな価値をもたらしてくれる。フラッシュ撮影への移行も非常にスムーズだろう。結婚式、ルポルタージュ、ストロボ撮影、赤ちゃんや家族の写真撮影に最適で、その他にも色々な使い道がありそうだ。このフラッシュは過去のモデルと比べて、レスポンスの信頼性が非常に高く、どんな写真にも応用がきく。

したがって、私はこのフラッシュEF-60に、ワイヤレスコマンダーEF-W1を組み合わせることを、全ての富士フイルム・ユーザーに強くお勧めしたい。