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2019.08.07 Alex Liverani

ブラーノ島、美しい色と自然

Alex Liverani

イタリア在住のフリーランス・フォトグラファー。
ローマのD.O.O.Rアカデミーで写真を学ぶ。在学中、Alex Webb、Sebastian SalgadoやOliviero Toscaniから写真を教わる。2018年にLensCulture Street Photographyアワード、2016年にはMiami Street Photography Festival、2015年にはUrban DotArtなど国際的な賞を受賞した経歴を持つ。イタリア、ヨーロッパ、アメリカや中国など数多くのフェスティバルで彼の作品が展示されている。2016年からFUJIFILM Italiaとストリート・フォトのワークショップなどを開催している。
InQuadra collectiveの設立者で、Italian Street Photo Festivalの共同設立者のひとりでもある。

色は魂に直接影響を与える力を持っています。
ヴェネツィアから少し離れた小さな島、ブラーノ島は美しい色に彩られた街並みで有名です。
ブラーノ島といえば色であり、色はブラーノ島の構成要素であるだけでなく、この島の住人にも等しい存在なのです。私は一日かけてこの島の色を楽しむことにしました。手にはGFX 50Rと、まあたらしいGF50mmF3.5 R LM WR。焦点距離40mm(35mm判換算)のこのレンズは、島の色づかいを堪能するのにうってつけの一本だと思ったからです。

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ブラーノ島ではまるで時間が止まったようです。家の間には洗濯物が干されて、子供たちは中庭でボール遊びをする。ずっと昔に見たような光景で、島の時間は我々の普段とは違うスピードで進んでいるかのようです。わたしは、この平和な島のゆっくりとした時間の進みを写真にすることにしました。

ブラーノ島は、世界で最もカラフルな都市のうちの1つです。言い伝えでは、漁師が海から帰るとき、霧がでていてもすぐに自分の家を見分けることができるようにと、鮮やかな色で塗るようになったそうです。

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さて、撮影をはじめるとすぐに私はこのレンズと特別な関係を感じました。GF50mmはコンパクトで非常にさりげないので、私が撮影をしていても、誰も訝しむことなくいてくれます。それはストリートフォト、ドキュメンタリーをするうえで欠かすことのできない特性なのです。なぜならば、それなくしてストーリーを構築することはできないからです。

それから、私が最も魅力を感じたの、オートフォーカスが非常に速いということです。しかもそれでいて静粛で非常に正確なのです。GF50mmの重量は335g、GFシリーズの中で最も軽量でコンパクトなレンズです。 GFX 50Rと組み合わせれば総重量わずか1110 g。こんなラージフォーマットシステムはなかなかありません。

サイズは、直径84mm、全長48 mmで非常に小さなものです。それでも防塵防滴構造で設計されているので、極端な気候条件で使用されたときでも安心して撮れます。
球面収差とディストーションは、非球面レンズのおかげでよく抑えられているようで非常にシャープな写りでした。非常に用途が広いレンズだと感じました。

ラージフォーマットでストリートフォトを撮ると聞くと、ほとんどの人はありえないと思うでしょう。しかし、このレンズと組み合わせれば、それは間違いだったとわかります。スピードと即写性のいずれも妥協することなく、最高のクオリティの写真が撮れるからです。

さて、私が最も感動したのはほかでもない画質です。このレンズは、非常にていねいに色収差をとっているようで、純粋で鮮やかな色再現がなされていると思いました。私がこのレンズに恋をした理由は、これ以外にありません。

ブラーノ島を散策していて、ある大事なことに気が付きました。それはシンプルさへの回帰です。我々はどうやら、撮影にまつわる余計な些末なことに囚われすぎていたようです。GF50mm F 3.5R LM WRは、身にこびりついた先入観をとりはらい、写真の本質を気づかせてくれるのにうってつけなレンズでした。

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