“カメラは作品を撮るための道具である”。 一貫した考え方でカメラを製造してきた富士フイルム。 主役はあくまでも「作品」=「写真」だ。
その歴史は1948年、6×6スプリングカメラ「フジカシックスIA」から始まり その後も「撮影することの楽しさ」を、カメラを介して伝えることに従事してきた。 特に富士フイルムのカメラの原点とも言える中判カメラは、プロ・ハイアマチュアの要望に応えるため、
撮影用途・使いやすさを徹底追求し、他社にはない独特の進化の道を歩んでいく。
集合写真用途の「フジカ G690」。小型軽量を極めた「フジカ GS645」。1コマの長辺が17cmもあるパノラマ中判カメラ「フジカ G617プロフェッショナル」。縦、横の構図に応じてフィルムバックのレボルビングが可能なポートレート用カメラ「フジ GX680プロフェッショナル」。世界初のオートフォーカス・フルオート中判カメラ「GA645」など、プロの現場を支えたカメラたちが連なる。
富士フイルムのカメラの歴史において、中判カメラの飽くなき追求が技術と画質の進化を支えていたのだ。