富士フイルムのノウハウを
注ぎ込んだ
18種類の
フィルムシミュレーション
1934年にフィルムの生産開発を始めて以来、富士フイルムは色の研究を絶えず続けてきました。風景やスタジオなどでプロ写真家からも愛用された数々のポジフィルム、数多くの名作の色を手がけた映画用フィルム、撮影を容易にし一般家庭に写真を広く浸透させることに貢献したネガフィルムなど、これまでに富士フイルムが提供してきたフィルムのバリエーションは多岐にわたります。それらを開発、生産した色のノウハウは全て富士フイルムに蓄積されており、デジタル化が進んだ現在も当社ミラーレスデジタルカメラXシリーズ/GFXシリーズに18種類もの「フィルムシミュレーション」として搭載され、撮影者の表現を支えております。「フィルムシミュレーション」は、フィルムの思想を継承し、デジタル技術で絶えず進化してきたカラープロファイルです。例えば、「ソフト」とされる「ASTIA」も単純に発色を抑え落ち着いた色彩にしている訳ではなく、”肌色”の表現など一部の色に限って柔らかさを持たせているだけで、適度な彩度と硬さを残すメリハリのあるフィルムシミュレーションです。他のフィルムシミュレーションも同様に、それぞれ一言では言い表しきれない個性を秘めております。
イメージしている仕上がりに近づける調整パラメーター
フィルムシミュレーションと組み合わせ、複数パラメーターを調整することでイメージしている仕上がりに近づけることができます。フィルムで撮影したかのような粒状を質感として加えたい。青空や植物などに深みを与えたい。シャドウ部にも質感を残したい。用意された複数のパラメーターを自在に調整することで、完成度の高いフィルムシミュレーションにオリジナリティを加え、表現に幅を与えてくれます。撮影時からビューファインダーや液晶モニターを通して、被写体をイメージ通りに捉えられる為、創作意欲が高まる他、新たな気づきもあるかもしれません。また、撮影後の現像時間を大幅に短縮できるので、被写体としっかり向き合う時間を確保でき、アウトプットを増やすことも可能です。
■グレイン・エフェクト
写真全体に自然な粒状感を加えることでフィルム調の風合いを手軽に演出できます。
エフェクトの強弱に加えて粒度の大小を調整することができ、作品に程よい質感が加えられます。

OFF
ON
■カラークローム・エフェクト(ブルー)
作品に深みと奥行き、自然な鮮やかさを加えることができます。
赤、黄、緑など彩度が高く、階調が出にくい部分に深みを加えられる「カラークロームエフェクト」と、
青に特化した「カラークローム ブルー」がそれぞれOFFを含めた3段階で設定することができます。

OFF
ON
■トーン調整
ハイライトとシャドウのトーンをそれぞれ13段階で調整することができます。撮影の段階で思い通りの明暗差に設定することができ、フィルムシミュレーションや他のパラメーターの調整と組み合わせることで、撮影後の現像時間を大幅に短縮できます。
■明瞭度
階調を保持したまま印象を11段階コントロールできます。明瞭度を調整することで、シャキッとしたメリハリのある描写やふんわりと柔らかい印象の描写が得られます。

-5 SOFT
+5 CLEAR
■ホワイトバランス(AWB)
オートWB設定時も含め、微調整を行うことができます。オートWBは「AUTO」「 ホワイト優先」「 雰囲気優先」の3種類から設定可能。白熱電球下で「ホワイト優先」に設定した場合は、白色が再現されやすくなります。一方で「雰囲気優先」が設定されている場合は、より温かみのある雰囲気を残すことができます。フィルムシミュレーションに加え、ホワイトバランスでも色を調整することで、撮影する瞬間からよりイメージに近い色で被写体と捉えながら、撮影に挑むことができます。
■モノクローム・カラー
黒白だけがモノクロではありません。 WARM/COOLとマゼンタ/グリーンのマトリクスから好みのキーカラーを選択することができ、色とりどりのモノクロの世界で表現することができます。
AUTO/SP
AUTO/SPでの撮影時も多彩なフィルムシミュレーションを選ぶことができます。設定の変更が間に合わないような状況でカメラのAUTO機能に頼りたい時も好みのフィルムシミュレーションで瞬間を切り取ることが可能です。
AUTO画質改善
AUTO/SP撮影時の画質が最新技術でさらに向上しました。風景はより明瞭で鮮やかに、ポートレートは背景の青空や自然を際立たせながら人も美しく、逆光シーンも白飛び黒潰れしにくいなど、あらゆるシーンでより美しく印象的な写真がカメラのAUTO機能で撮影できます。
*シーンによっては、画像処理のため保存に時間がかかる場合があります。

新

旧
フィルター
フィルムシミュレーションとは別に、トイカメラ、ハイキー、ダイナミックトーンなど13ものフィルターを使っての撮影が可能です。