Romain Laurendeau (France)

Romainは、トゥールーズのETPAで写真を学び、今もその町に住んでいる。彼は、病気で危うく失明するところだった。彼の強さはそのようなところから来ているのかもしれない。2009年に角膜を移植し、視力と命が救われた。写真を通して彼は生き返ったと感じ、それ以来、彼は、世界をドキュメントし続け、ときおり企業写真やアーティストの家などを撮影してきた。
Romainにとって写真は、グローバルなメディアである。アーティスティックな質問をしようが、他者や世界に関するストーリーを語りたい気分になろうが、彼のアプローチは同じである。彼は常に、フォトグラフィックビジョンを構築、発展させることに努め、できるだけパーソナルタッチのあるものにすることを望んでいる。

コメント

私のさまざまなドキュメンタリーの仕事は、私なりの働き方を開拓していくことを教えてくれた。私は、いわゆる「浸ること」が好きである。これは、被写体と共に暮らし、受け入れられるようにすることである。被写体を目にする度にユニークで、限りなく豊かな経験であると感じる。「浸って」いるとき、私は被写体の目撃者とプレイヤーとを交互に勤めている。目撃者のときには、人々の信頼を得られたときには、被写体は私の存在を忘れる。そして、私は、疑う余地のない誠実さで写真を撮影することができる。
このため、私は、目立たないカメラが必要だ。得られた信頼を損なうことなく、瞬間を捉えることのできるカメラ。実際のところ、これは単に尊敬の問題である。単焦点レンズを備えたX100が私の期待に応えているのは明らかである。小さく、目立たず、シャッタリリースが静かで、デジタル写真の柔軟性があり、画質が優れている。私は、写真のある種の哲学を実現したこのようなカメラを開発しようと考えたメーカーがあったことに興奮を覚える。