Dieter Hirt (Germany)

1970年生まれのディーター・ハートは、街中、ファッション、ビューティー、および親密なシーンなど、ロケ先ごとのテーマに沿った人物の撮影を主に行っている。作品制作の際には彼は城、空港の航空機格納庫、圧倒されるような都市空間などの突飛な場所へ出かけて行って、そのレンズを通してシナリオを織り出す、クールな街角を何千も見出すのである。ハート氏はここ数年、非常に著名な代理店を通じて仕事をしている。そして、自身の包括的なノウハウを、ワークショップやイベントで披歴している。彼を形容するなら、極めて興味深いと同時に驚異的であり、つまるところはハート氏は語るべき物語を数多く有しているのである。また、彼がカルト称賛のための屋外イベント「Strange Noise Festival」の共同開催者の一人であったことも、覚えておきたい。さらに彼は、一般ユーザ向けの、初のドイツ語の聖書のCD-ROM版を発売している。氏はまた、台湾からのたまごっちの「侵略」に対抗する偶像破壊としてのアンチゴッチというキャラクターの共同制作者としても知られている。つまり、バイクマニアでもあるこのハート氏は、非常に彩り豊かな人生を送っているのだ―そしてその守備範囲の広さが、彼の写真にもはっきりと現れている。

コメント

最近私は仕事のほとんどをFUJIFILMのXシリーズで撮影している。私にとって重要なのは、主な機能を手探りでも使用できるようにする、わかりやすい操作のコンセプトである。最近は結婚式やレポート用に写真撮影をする際には、これが欠かせない道具となっている。とにかく私が仕事をする際には、これが素晴らしいツールとなっているのだ。Xシリーズは今や私のスタジオにすっかり居場所を確保しており、私はロケに出る際にはXシリーズにすっかり依存しているのである。こうした仕事では、このカメラシリーズはまるで背景に溶け込むように目立たないでいてくれる。Xシリーズの機械面の品質と、その手触り感は、他には例を見ないほどのレベルに到達している。

使用機材

  • X-T1
  • XF18mmF2 R
  • XF35mmF1.4 R