2023.01.12

ミラーレスデジタルカメラ「X-H2S」の最新ファームウェアを公開

AIによる被写体検出機能の強化・動体予測アルゴリズムの更新により、AF性能をさらに進化
より快適な高速動体撮影が可能、スポーツ・野鳥撮影に最適!

2023年1月12日

富士フイルム株式会社は、ミラーレスデジタルカメラ「FUJIFILM X-H2S」(以下「X-H2S」)の最新ファームウェア(Ver.3.00)を2023年1月12日(木)より公開します。

「X-H2S」は、高速な信号読み出しを実現する裏面照射積層型約2616万画素「X-Trans™ CMOS 5 HS」※1センサーと高速画像処理エンジン「X-Processor 5」を備えた、ミラーレスデジタルカメラ「Xシリーズ」のフラッグシップモデルです。
今回、当社は、「X-H2S」の最新ファームウェア(Ver.3.00)を提供することで、昨年の発売以来、多くの皆様よりご好評いただいていますAF性能をさらに進化させ、「X-H2S」による写真・映像撮影の魅力を広げます。

今後も、当社は、ファームウェアアップデートによる機能向上を通じて、ミラーレスデジタルカメラ「Xシリーズ」「GFXシリーズ」による撮影を継続してサポートしていきます。

※1 X-Transは、富士フイルム(株)の商標または登録商標です。

【Ver.2.10(現在)からVer.3.00への変更内容】

1.AIによる被写体検出機能の強化

「X-H2S」のさらなる性能向上に向けて、ディープラーニングによる学習を継続的に実施。①被写体の検出精度の向上、②検出被写体の追加、を実現し、AIによる被写体検出機能を強化しました。

① 被写体の検出精度の向上

逆光下での撮影や、横を向いている被写体・小さな被写体の撮影など、これまで被写体の検出が難しかったシーンでの検出精度を大きく向上。従来以上にさまざまなシーンで、快適に被写体検出機能をご使用いただけます。

  • 逆光下での撮影

  • 横を向いている被写体の撮影

  • 小さな被写体の撮影

② 検出被写体の追加

これまでの人物・動物・鳥・車・バイク・自転車・飛行機・電車に加えて、今回新たに昆虫とドローンの被写体検出を実現。昆虫の場合は「鳥」、ドローンの場合は「飛行機」に被写体検出の設定を行うことで、昆虫やドローンをAIで検出することができます。

  • 昆虫

  • ドローン

2.動体追従性能の向上

  • 動体予測アルゴリズムを更新したことで、フレーム内を高速に移動する被写体に対して安定したトラッキングが可能。高い動体追従性が求められる、スポーツ選手や野鳥などの撮影をより快適にお楽しみいただけます。
  • ピントが合っていない状態から、AF-ONボタンとシャッターボタンの同時押しで連写を開始した際のAF合焦速度もさらに向上。スポーツ選手の撮影シーンなど、刻一刻と状況が変わるようなシチュエーションでも、シャッターチャンスを逃しません。

上記の1.と2.については、「X-Trans™ CMOS 5 HS」センサー/「X-Trans™ CMOS 5 HR」センサー・高速画像処理エンジン「X-Processor 5」の第五世代デバイスを搭載したモデルに順次展開予定です。

3.その他

  • パフォーマンス ブースト/EVF表示フレームレート優先設定時に、AF実施前後で発生するラグを改善しました。
  • 三脚グリップ「TG-BT1」に対応。Bluetooth経由のリモート撮影に加え、ズームのコントロールが可能な「T/Wボタン」を用いた操作※2が可能です。

※2 対象機種は、「フジノンレンズ XF18-120mmF4 LM PZ WR」と「フジノンレンズ XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ」。「フジノンレンズ XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ」は最新のファームウェアに更新の上ご使用ください。

ダウンロード

最新のファームウエアをダウンロード

本件に関するお問い合わせは、下記にお願いいたします。

<お客さま> 富士フイルムデジタルカメラサポートセンター
TEL 0570-04-1060
富士フイルム ウェブサイト デジタルカメラ
https://fujifilm-x.com