遠藤励写真展「北限の今に生きる」

  • © 遠藤励

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大地の殆どが氷に閉ざされ、-30℃を下回る気温と数ヶ月も太陽が昇らない地。文明よりも自然が遥かに大きな環境と、わずかな人々の輪。野生の毛皮を身に纏い、犬ぞりに乗って狩りをしながら暮らす人々。グリーンランド北部に暮らすイヌイットは狩猟で得る食物を「本来人間が食べるもの」とし、その恵みを分け合いながら暮らしてきた。自分が訪れるとは思いもしなかったその地球の北の果て。GFXを手に写真という目的がそこに訪れた自分の存在と未知への体験を成立させる。生と死。命を頂くこと。それらが今の私たちの生活からはかけ離れた次元で調和する世界。写真はその世界のさらに奥行きを教えてくれる。大地を見守る長老の言葉。狩りに出かけ犬ぞりから見た未知の星のような光景。海氷に積もった雪の上を歩く感触。野生の恵みをいただく感謝。極寒の地で楽園を思わせる穏やかな鳥のさえずりと、そこに暮らす人々の温かな眼差し。小さな先住民の集落から見つめた私たちの世界と変わりゆく民族の暮らし。私はこの北限を生きる人々の姿に何か重要なメッセージがあるように思えてならないのです。

9月15日(土)17:30より写真展併催イベントとして、写真家 遠藤励氏によるギャラリートークを開催いたします。

遠藤励氏が執筆したグリーンランドの旅記録「北限を歩く」も同時公開中。是非ご覧ください。

イベントタイトル
遠藤励写真展「北限の今に生きる」
作家紹介
遠藤励(えんどう つとむ)
1978年長野県大町市生まれ。スノーボード界に精通し雪山での撮影に特化。自らもプレイヤーとして90年代より安曇野のシーンの開拓や世界各地の雪山やコミュニティを訪れ、ボードカルチャーの潮流を20年間に渡り撮影し続けている。また、これまでの活動から気候と地球の変化を体感。写真の持つ可能性を信じ、アート表現の探求やネイチャー、カルチャーなど躍動するこの星の輝きと命との調和を求めて世界中の旅を重ねている。北極クラブ会員。作品集に「inner focus」(小学館)がある。
開催日時
2018年9月14日(金)- 9月27日(木)
開館時間
10:00 - 19:00 (入館は18:50まで)、無休(年末年始除く)
開催場所
富士フイルム 東京ミッドタウン本社1階 フジフイルムスクエア内

お問い合わせ
E-mail: [email protected]
Tel : 03-6271-3782 受付時間 10:00 - 18:00(年末年始除く)
その他
フォトギャラリー連絡会の申し合わせにより祝花は堅くお断り申し上げます。

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