FUJIFILMがGFXを発表して以来、幸いにも多くのPhotographerから様々な企画の提案を頂いております。その中には、中判での撮影がポピュラーなコマーシャル・フォトや風景写真以外のものも多くあります。
本写真展で展示しているものですが、例えばFernando Moreles氏は、GFXを携えインドに行きルポルタージュに挑戦しました。自身も優れたスノーボーダーであるDaniel Tengsは、文字通りGFXを抱えて雪山に入り友人達のライドを追いかけました。日本をこよなく愛するストリートフォトグラファーTomasz Lazarは、GFXのファインダーを通じて、都市生活者の姿を捉えたいと考えました。
GFXとルポ、スポーツ、ストリート。それらはいずれも、従来のデジタル中判ではなかなかお目にかかることの無かったジャンルですが、果たしてその結果は“なぜ今まで使わなかったのだろう”と言えるものとなっているのではないでしょうか。