子供の頃読んだ「銀河鉄道の夜」。
物語の舞台はサハリンをベースに構築されたと知って以来、菅原氏にとって憧れの土地になります。
そして、いくつかの偶然が重なり、菅原氏はこの地に足を踏み入れるに至ります。
そこで見た光、感じたもの、そして光を“写真”へと結実させるプリントとは。
作者本人が、ギャラリーでその思いを存分に語ります。
1960年札幌生まれ。大阪芸術大学芸術学部写真学科卒業後、早崎治に師事。フランスにて写真家として活動を開始して以来、数多くの個展を開催。2005年、ニューヨークのPace MacGill Galleryにて開催されたMade in The Sahde展にロバート・フランク氏らと共に参加。また同年、アニメ「蟲師」のオープニングディレクターを務めるなど、従来の写真表現を越え、多岐にわたり活動の領域を広げている。著書に「もっと写真が好きになる」「DUST MY BROOM」(ソフトバンク クリエイティブ)がある。2013年に写真集「Blue+Daylight」(WOW)を発行。
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