X70は、APSサイズのセンサーを搭載したXシリーズのカメラのなかで、最も小さなボディサイズのカメラです。たしかに、このサイズを実現するために、他のXシリーズのカメラに当然のよう搭載されていたものがついていなかったりもします。
でも、それらの取捨選択の末に達成された最小サイズがもたらすものは、最大の自由さだと思うのです。
“カメラマンは、カメラが無いとだめです。シャッターを切らないかぎり何もおこらない”
“仕事・プライベートを問わず、カメラを常に持ち歩いていたい”
X-Photographerと話していると、よく聞かれるフレーズです。
即時性・普遍性が写真撮影においていかに重要なのかを示唆しているようにも感じられますが、それを実現できるかどうかは、“撮影機材を携帯しつづける”ことが前提になるのでしょう。
どの大きさの撮影機材まで許容できるか、それは撮影者の気概と体力次第です。絶対的な基準というものはありません。しかし、いかな豪の者と云えど、小さなカメラは魅力的に映るようです。