黒と白

  • © 相原正明

    © 相原正明

  • © Jiri Subrt

    © Jiri Subrt

  • © Flemming Bo Jensen

    © Flemming Bo Jensen

  • © Knut Koivisto

    © Knut Koivisto

  • © 内田ユキオ

    © 内田ユキオ

カラー写真の色再現と同じくらい評価の高い、富士フイルムのモノクローム。富士フイルムがX-Photographerに新製品を使っての撮影を依頼すると、特別に頼んでなくても、“こんなの撮ってみたけれど?”とモノクロの作品を見せて頂くことがよくあります。曰く“きちんとグレートーンが出てたから嬉しくて”、曰く“デジタルでも噓くさくないモノクロだったから”。 ついつい撮ってしまったというのです。“色”は無く“階調”だけで、すべてを表現しなければならないモノクロの世界。そこはカメラの実力・画質設計の哲学が最も問われるところでもあります。何人ものX-Photographerたちがモノクロで撮影してしまう理由は、単なる興味だけではなくカメラの力量もあるに違いありません。さて同時にモノクロ写真は、撮影者にもいろいろと問います。“何を写したいのか?”、“何を伝えたいのか?”、“だから何なのだ?”と。“色”という表現手段そして構成要素を排除したときには、その問いは撮影者に深く突き刺さります。そして撮影者は、“写真は引き算”、“写真は減算の芸術”という言葉の意味をあらためて思い知るのでしょう。 しかして、その問いに真っ当に取り組まれた作品は、黒と白だけなのになんとも雄弁で豊嶢です。Xシリーズ、そしてX-Photographerが撮影した、黒と白の写真展、存分にお楽しみ下さい。

イベントタイトル
黒と白
出展写真家
相原正明、内田ユキオ、Alex Lambrects(UK)、Bert Stephani (Belgium)、Bryan Caporrici (Canada)、Flemming Bo Jensen (Denmark)、Jiri Subrt (Czech),Kerry Hendry (UK)、Kevin Mullins (UK)、Knut Koivisto (Sweden)、Matt Hart (UK)、 Rommel Bundalian (Philippine)、Tomasz Lazar (Poland) ※敬称略 五十音順
開催日時
2015年5月8日(金)- 5月21日(木)
開館時間
10:00 - 19:00 (入館は18:50まで)、無休(年末年始除く)
開催場所
富士フイルム 東京ミッドタウン本社1階 フジフイルムスクエア内
お問い合わせ
Tel : 03-6271-3782 受付時間 10:00 - 18:00(年末年始除く)

スケジュール へ戻る