Xフォトグラファー・Xyza Cruz Bacaniが語る「私のカメラの使い方」

ミラーレスカメラを使って写真を撮り始めたのは、3年前のFUJIFILM X-E2に遡る。クラシカルなデザインに惹かれて貯金をして購入したのがきっかけだ。女性写真家として、X-E2の軽くてスタイリッシュなカメラボディはとても魅力的だった。

購入してから1年が経った時、私は富士フイルムのXフォトグラファーの1人となった。私のキャリアでももっとも誇らしい瞬間だ。仕事やプロジェクトで様々な場所へと向かうが、Xシリーズのカメラはいつでもとても頼もしいパートナーだ。

Couple, Hugs, Love, Moments, New York, USA
X-Pro2 & XF18mmF2 R, F8, 1/640s, ISO3200
X-Pro2 & XF23mmF1.4 R, F10, 1/2000s, ISO1600

待望の中判カメラを導入するまで、私のメインカメラはX-Pro2だった。現在のメインカメラは、中判カメラのGFX 50S。どんなに大判でも高画質プリントを実現できてしまうのが魅力。私の作品のほとんどは、これまでモノクロだったけど、GFX 50Sを使い始めてから再びカラー写真も好きになってしまった。フィルムメーカーである富士フイルムだからこそ出来てしまう絶妙な色表現は私を惹きつける。最近の作品の大半はGFXで撮ったもの。スナップ撮影にだってGFXを使っている。

GFX 50S & GF63mmF2.8 R WR, F5.6, 1/250s, ISO1000
GFX 50S & GF63mmF2.8 R WR, F9, 1/125s, ISO2000

その一方で、X100Fはとても小さなボディに多くの機能が凝縮されたカメラ。日常で、街へ出かける時のパートナー。街中で撮影していても、人々は私が持ったこのカメラの存在に気づかない。まるで忍者のよう、すばしっこくって存在を消すのを得意とする。

GFXやXシリーズカメラの多くは防塵・防滴構造。悪天候でも撮影に集中でき写真を楽しめるのでとても良い。

モスクを取材しに日本を訪れた時、X100Fを使って写真を撮っていた。その時気付いたことがある。一眼レフと比べて、このカメラで撮ると人々の表情は和やかになる。良い写真を撮るには被写体と信頼関係を築くことがとても大切。X100Fがコンパクトなおかげで、人々はカメラに対して脅威を感じることもなく、とても親密な写真が撮れた。それに、普段許可されないような場所にも行くことができた。X100Fは、コンパクトで静かで脅威を感じさせないカメラながらも高画質な写真プリントを実現してくれる。

X-Pro2 & XF14mmF2.8 R, F5, 1/2000s, ISO3200

その他にも富士フイルムミラーレスカメラの魅力としてアクロス フィルムシミュレーションがある。私は普段RAW+JPEGで撮影をする。RAWはカラー用で、JPEGはフィルムシミュレーションをアクロスに設定してそのまま使うことが多い。アクロスの階調がとにかく私の作品にピッタリと合う。それに、アクロスで撮ったJPEG画像をスマホに転送すれば、すぐにSNSに投稿できてしまう。

そして最後。プロ仕様に耐えうる高画質な写真だけが、富士フイルムの魅力ではない。写真に対する富士フイルムの姿勢にも魅力を感じている。彼らが、高性能で完璧なカメラを目指して日々努力しているのはもちろんなのだけど、それと同時に、彼らは写真の楽しさ、悦びを決して忘れていない。写真家としてそれがとても共感できる。おかげで、私も楽しくこのカメラをつかって日々写真を撮り続けることができる。

写真家について
Xyza Cruz Bacani

フィリピンのストリート・ドキュメンタリー写真家。その素晴らしい作品と鼓舞するストーリー性が注目され、New York Times、Lens BlogやCNNといった国際的なメディアに取り上げられる。Fujifillm Philippinesの大使であり、MAGNUM FOUNDATION HUMAN RIGHTS FELLOWS 2015のメンバーでもある。

関連リンク
関連製品情報

ホーム X Stories XフォトグラファーXyza Cruz Bacaniが語る「私のカメラの使い方」
© FUJIFILM Corporation