Xシリーズをネイチャーフォトグラフィーに使う〜Ben Cherry


連載最終回のテーマは、Xシリーズをシステムとして使ったネイチャーフォトグラフィー。その中でも特に、X-T2と一緒に使うレンズ群について紹介しよう。出番が一番多いレンズはXF16-55mmF2.8とXF50-140mmF2.8。汎用性が高く、画質も素晴らしい。私のレンズ群でカバーできる焦点距離は16-400mm。シーンに応じてレンズを使い分ける。XF16mmF1.4やXF56mmF1.2なんかは絞り開放で撮るとユニークな写真に仕上がる。

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野生の世界へと導かれる道 - 24mm相当で撮る風景写真が好きだ。広がりも見せれるし、近づいて親密な関係性を描くこともできる。この汎用性の高さはXF16mmF1.4のおかげ。
EXIF X-T1, XF16mmF1.4, F8, ISO 400, 1/900, Velvia
Americas, Central America, Costa Rica, Spanish, rainforest, tropical, tropics
XF16-55mmF2.8は、使い勝手の良い領域で美しい画を描く。もし、2本しかレンズを持ち出せないのなら、その中の1本に選ぶだろう。
EXIF X-T1, XF16-55mmF2.8, 16mm, F5.6, ISO 400, 1/55, Velvia
Americas, Central America, Costa Rica, Spanish, rainforest, tropical, tropics
数多くのお気に入り写真はこの1本で撮った。あらゆるジャンルで素晴らしい仕事をしてくれる。森林など暗闇に行く時は絶対に持っていく1本。
EXIF X-T1, XF50-140mmF2.8, 140mm, F11, ISO 1600, 1/180, Velvia
XF100-400mmF4.5-5.6が登場するまでは、リーチできない被写体もあった。警戒心の強いトナカイは、一定の距離を保たないと写真を撮らせてくれない。手ブレ補正はとても強力で、焦点距離400mm、シャッタースピード1/8秒を手持ちでシャッター切ってもとてもシャープな一枚が撮れる!
EXIF X-Pro2, XF100-400mmF4.5-5.6, 400mm, F8, ISO 800, 1/500, Velvia
X-T2と望遠ズームの相性がとても良い。グリップを使うととても安定する。そのおかげで、とても良い野生動物の写真が撮れるんだ。
EXIF X-T2, XF100-400mmF4.5-5.6, 400mm, F5.6, ISO 1600, 1/2700, CLASSIC CHROME

連載を最後まで読んでくれてありがとう。Xシリーズで撮るネイチャー・フォトグラフィーの実力について、少しでも伝わったら嬉しく思う。

続けて読む:
X-T2をネイチャーフォトグラフィーに使う
X-T2からX-T2へ

写真家について
Ben Cherry

環境問題を取り上げるフォトジャーナリスト。人類が自然環境へ及ぼす影響を写真に捉えている。11歳の頃、写真に興味を持ちはじめた。自然と写真が、人生のテーマ。自身の成長は、とどまることがなく、国際的なコンペで賞の獲得や、国際的な雑誌での記事掲載など、活躍領域を広げている。動物学を大学時代に専攻。現在は、動物保護地区の活動を中心に撮影している。訪れる場所の本髄を捉え、ストーリー性のある風景を写真に収めるようにシャッターを切る。「私が、撮影したときに感じた同じものを写真を見る人々にも感じてもらいたい」と語る。自然の神秘をどう捉えるのかが大切だ。


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