X100シリーズへの想い -David Airob

現社会において技術の進歩の速度は驚くほど速い。超高速AFや、無制限の連写撮影や、豊かな階調を実現するセンサーなど性能を飛躍的に進化させるカメラが次々に登場して、アマチュア・プロ問わず多くの写真家から熱い支持を受ける。だが、「特別な何か」を感じさせるモデルと言うのは実はそんなに多くない。「特別な何か」を持ったカメラの事を「魂を宿ったカメラ(Camera with a soul)」と私は呼んでいるが、それらは写真を撮るだけの道具に留まらない何かを直感的に感じさせてくれるのだ。

X100

FUJIFILM X100はまさに「魂が宿ったカメラ」だ。このカメラの写真を見たとき、特別な何かを感じ取った。クラシカルなデザインに惹かれてしまった。今日に至るまで、X100シリーズのカメラを持たずに出かけることがないくらい気に入っている。そのX100シリーズにおいて、今年発表されたのが最新のX100F。初代とは比べ物にならないくらい操作スピードが向上した。初代X100がフォトキナで発表されてからすでに6年が経とうとしている。今日に至るまでデザインは不変で、最新の技術を同じデザインに取り入れてくれたFUJIFILMの姿勢をとてもうれしく思う。初代がもっていたその魂と魅力を今日に至るまで失わずにいれたのだから。

X100

X100Fの進化で、私が特に嬉しいのはフォーカスレバーが採用されたことと、バッテリーが大容量になった2点だ。最新世代のプロセッサーの処理能力とあいまって、過去モデル以上に周りの注意を惹くことなく素早くシャッターが切れ、シャッターチャンスを逃すことがない。

X100

ルポやトラベルにおいて、X100以上に適したカメラは他にないと思う。2つのコンバージョンレンズも揃えると、複数の焦点距離に対応したとてもコンパクトなシステムが出来上がる。しかもX100Fだと、コンバージョンレンズを自動認識してくれるのでカメラの設定を変更する必要すらなくなった。取り付けるだけで完了なんだ。

X100S

それとファインダー切替レバーの下に追加されたFnボタンについても言及しておきたい。ちょうど右手の人差し指が収まりが良いところになるので、ここに機能をアサインできるのは重宝する。私は、ホワイトバランスを調整できるようにしている。

X100T

背面のボタンを画面の右側に集約したことですごくよくなった。片手操作が容易になったし見た目もいい感じだ。

X100T

X100シリーズは、Xシリーズの基盤であることは疑う余地もない。初代から、S、T、そしてFへと技術的進歩を取り込みつつもこのカメラがもつ思想は変わることがなかった。そして写真を楽しませてくれる。

X100F

フォトキナで発表した時はその年のショーの目玉となった。それ以来、X100は特別なカメラとして、アマプロ問わず数多くの写真愛好家の支持を得た。この特別なカメラなカメラが秘めた魅力に虜となったんだ。

X100F
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X100F
X100F
写真家について

1967年バルセロナ生まれ。17才のときにフォトジャーナリズムの世界に始めて足を踏み入れ、各種スポーツ関連出版物に寄稿。1989年末、バルセロナの「ラ・バンガーディア」紙に寄稿し始め、その数ヶ月後撮影スタッフに加わる。以来、プロとしての活躍の場はもっぱらこの日刊紙。あらゆる種類のニュースストーリーを手がけている。

ここ3年間は、チーフ・フォトエディターを務めている。ラ・バンガーディア紙での仕事の他に、より個人的な写真プロジェクトにもいくつか取り組んでおり、それによって各種の賞を受賞している。「パリスマッチ」や「タイム-ライフ」などの雑誌にも、リポートを寄せている。また、バルセロナ・ドキュメンタリー写真センターの協同設立者でもある。

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