Shinjuku crush(新宿クラッシュ) -Tomasz Lazar

X-Pro2 & XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR

富士フイルムのXシリーズオフィシャルサイトで、再び私のストーリーを紹介できることを嬉しく思う。みんなには楽しんで読んでもらいたいと思う。前回のストーリーは、私のカメラバッグラバッグの中身について。興味があるのならぜひ読んでもらいたい。

私の名前はトーマス・ラザル。ポーランド出身のドキュメンタリー・ルポ・ポートレート写真家だ。ストリートフォトも大好きだ。World Press Photo Picture of the Year Internationalや、 Łódź Photo Festivalのグランプリなど多くの受賞経歴も持っている。

X-Pro2 & XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR

今年の春、写真で博士号を取得するために、2ヶ月間東京に滞在する機会があった。滞在期間中には、World Press PhotoのJoop Swart Master classのプロジェクトも並行して敢行。富士山の麓に広がる樹海をドキュメントしたもので、近日私のサイトwww.tomaszlazar.plで発表する予定なので、楽しみにしていてほしい。そのほかにも、滞在期間中に富士フイルムの協力を得て、新宿駅をドキュメントするプロジェクト「Shinjuku Crush(新宿クラッシュ)」も敢行した。新宿駅は、毎日350万人もの乗客が混じり合う巨大な駅だ。そのなかでも、特に混雑する山手線と中央線が通る13番ホームと14番ホームをドキュメントしたのが今回のプロジェクトだ。

X-Pro2 & XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR

この撮影では、X-Pro2と超望遠ズームXF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WRを使うことにした。ドキュメンタリーやストリートフォトを撮る時に、このレンズを使う人はあまりいないだろう。だが、使い方次第ではとても有効なレンズだ。それは、厨房にいるシェフと同じ。調理方法をわかっているのならば、与えられた材料でとても美味しいご飯を作ることができる。

X-Pro2 & XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR

まず、この超望遠ズームはとても良いレンズであることを言っておこう。私の思い描く写真を撮るために感度は最低でも5000以上に設定されていた。それでも、画質はとても良好だったし、その瞬間を望遠端の400mmでも捉えることができた。多くの写真はX-Pro2の光学ファインダーを使って撮ったんだ。

X-Pro2 & XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR

このレンズで撮ると、要素をフレームの中に2次元に凝縮することができる。電車内外で起きている出来事を一つにまとめることを可能としてくれた。大切なのは、その瞬間を辛抱強く待つこと。たくさんシャッターを切っても思い描く写真が撮れるわけではない。フレーム内でその瞬間が起きるまで辛抱強く待つことこそが大切なんだ。そうすることで、通勤ラッシュに追われている人々の様子をシュールに描くことができるんだ。

X-Pro2 & XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR

撮影中、私はずっと同じところに立っていた。乗客の邪魔になっては決していけない。

X-Pro2 & XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR

最後に残された作業は、イメージをモノクロにすることだった。この写真を見る時に映し出される感情や、ムードなどに注目してもらいたいからだ。多くの人は、すべては写真になると言う。それは、確かにその通り。だけどマルセル・プルーストが言うように「真の発見の旅とは、新しい景色を探すことではない。 新しい目で見ることなのだ」

写真家について

1985年、ポーランドのシュチェチン生まれ。西ポモージェ工科大学でITを学んだ。ポーランド国内外で数多くの賞を獲得。(World Press Photo, POY, CHIPP, Sony World Photography Award, the International Photography Award, BZWBK Press Photo, Grand Press Photo, Lumix Festival for Young Journalism or Grand Prix at Łódź Photo Festivalなど。)New York Times、Newsweek International、Sunday Times Magazine、New Yorker、Los Angeles Times、New York Magazineなど、彼の作品は数多くのメディアで採用されている。コーヒーと音楽をこよなく愛し、人と共にする時間が至福と語る。人生の大部分を写真に捧げ、現在は世界各国を飛び回っている。

その他のストーリー

カメラバッグの中に・・・


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