Pascal Bourguignon : GFXで撮る空から見える景色

皆さんは、エンジン付きの超軽量パラグライダー(パラモーター)と、4x5カメラを使って空撮が出来ると思いますか?なかなか想像出来ませんよね。GFXなら、そんなことも可能なのです。このカメラの画質は4x5カメラ同等ながらも、カメラボディはより軽く、小さくなったのです。

最近は、X-T2やX-Pro2の代わりにGFXを持って空撮をするのが楽しくて仕方がないのです。

パラモーターには余分なスペースがありません。飛行中、カメラが気にならないのなら順調ですが、気になったときには、身は危険だと思ったほうがいいでしょう。GFXはデジタル一眼レフとほぼ同じサイズです。大きすぎないのでパラモーターの飛行にも支障はありません。

飛行中にレンズを交換しようとするのは困難を極めます。だから、装着するレンズは極力汎用性の高いものを選びたいところです。私のオススメはGF32-64mm。描写も素晴らしいし、ズームレンズなので、色々な構図を試すことができます。

GFX 50S & GF32-64mmF4 R LM WR
GFX 50S & GF32-64mmF4 R LM WR

空撮では光に細心の注意を払う必要があります。コントラストが大きく変化するからです。GFXは、大判センサーだから、ダイナミックレンジには余裕があります。万が一の時でもハイライト、シャドーを簡単にリカバーできます。そして、パラーモーターの場合、ブレを防ぐために高速でシャッターを切らなければなりません。カメラを水平に保てているかもとても大切です。水平に保つことで、撮影後の不必要なクロッピングを避けることが出来ます。こんな場合にも、GFXはしっかりと対応できるのです。

高感度性能も重要なポイントです。日の出は一番のシャッターチャンスだからです。GFXほど高感度に強いカメラは見たことがありません。あまりにも良いので、普段からISO 800で撮っているほどです。

そして一番大切なのはカメラのレスポンスと操作性です。飛行中というのは全くと言っていいほど時間がありません。すぐにカメラを操作できなければ、シャッターチャンスを逃してしまいます。GFXの操作性はX-T2と同じです。そして、ひとつの機能にひとつのダイヤルというところが、シンプルでとても便利です。オートフォーカスはとても早くて正確です。連写機能も私の写真には十分なものを兼ね備えているのでシャッターチャンスを逃すことはありません。

GFX 50S & GF63mmF2.8 R WR
GFX 50S & GF120mmF4 R LM OIS WR Macro

価格は少し高いですが、それに見合った画質をこのカメラは提供してくれていると思っています。いざという時にその違いは確実に出ます。要求の高いクライアントをも納得させられる性能・画質を、このカメラは持っています。

空撮をする時、大多数の写真家はまず飛行機を操縦してくれるパイロットを探します。パイロットが見つからないと撮影に出かけることも出来ないし、見つかったとしても希望通りのルートで飛行できるとは限らない。最近ではドローンを使って撮る手段もあります。ですが、ドローンには、中判カメラを載せることはできないので本当に高画質のファイルを得ることはできません。

パラモーターを選ぶにはそれなりの覚悟が必要です。しかし、見返りは十分すぎるほどに魅力的です。まず、いつでもどこでも自分が計画した通りに空撮ができます。とても自由に撮影できます。木々すれすれのところを、低空飛行することも出来ます。スタジオに戻って撮影したデータをモニターで見ていると、再びパラモーターに乗った気分になります。それくらいGFXの画質は、とても高解像です。

枝に止まった鳥を見つけられるくらいです!GFXの写真を見ていると永久的に拡大表示できるのでは、と思ってしまいます。

5000万画素の写真は、非常にリアルに描写されているので、見る人にも私の飛行を体感してもらえると思います。

パラモーターのもう一つの魅力は視界がとても広いことです。目の前の視界を妨げる要素が一切ないので、GF23mmの超広角レンズを使うにもぴったりでしょう。

GFX 50S & GF23mmF4 R LM WR
GFX 50S & GF23mmF4 R LM WR

冬場は、フライトジャケットと厚い手袋を着用して空へ旅立ちます。そんな姿でもGFXの操作に戸惑うことはありませんでした。シンプルな操作性だから撮影に専念できます。過酷な状況下の心配な撮影でも、GFXは、要望に応えてくれます。大容量バッテリーや防塵・防滴構造も魅力です。霧の中で心配なく撮影できるのはとてもありがたいことです。

私はどこへでもGFXを持って行くでしょう。地上、空、どこでも。GFXは全ての要求に応えてくれるのです。

写真家について

Xシリーズによって、私は完全に一眼レフのフラグシップ機の使用をやめた。

Xシリーズは私がフライト中に、たった3台のカメラと最高にクリアな単焦点レンズのみを携行することを可能にした。これは暗いところで威力を発揮する。特にその開放からフレームの隅々まですさまじくシャープな描写は、見えなくなりがちなあらゆる場所を写し出してくれるのだ。

この小さいツールは非常に軽く、また電子ビューファインダーは非常にクリアで信頼ある撮影結果を撮る前から見せてくれる。こうした要素が私に納得感を与える。

またRAW現像処理に熟練した私には、X-Trans CMOSのポテンシャルには感謝の念を禁じ得ない。しかもそれが、新しいファームウェアがリリースされる度に改善されていくのだ!

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