Elia Locardi:GF23mmF4レンズと共にアメリカを横断

ニューヨークからアメリカ南西部を目指す2週間の旅にGFX 50SとGF23mmF4レンズを持っていくことにした。このレンズは18mm相当の画角を持ち、私が撮る風景写真に最適だ。

出発地はニューヨーク。最初に向かった場所はブルックリンブリッジのふもと。マンハッタンの高層ビル群を撮る私のお気に入りスポットだ。ここから望むマンハッタンのビル群は美しく、手前にイーストリバーがあるので長時間露光の撮影に適している。

GFX 50Sでは、露光時間を最大1時間まで設定できる。ほとんどのデジタルカメラの最大露光時間は30秒で、それ以上長時間に設定するときはバルブモードにしなければならない。そうすると、シャッター操作がマニュアルで面倒だった。私は、シルキーで滑らかな水の流れや空を写真で表現することが多い。露光時間が大幅に長くなったのはとてもうれしい。

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GFX 50S & GF23mmF4 R LM WR

歴史あるニューヨークシティの高層ビル群の撮影はいつでも楽しい。特にロックフェラーセンターの最上階からの眺めは最高だ。ここからのダイナミックな眺めには超広角レンズが必須だ。

中判カメラにはアスペクト比4:3があり、これがとてもクール。フルサイズやAPS-Cの3:2のアスペクト比よりも天面と底辺に広がりがあるので、より多くの情報をフレーム内に収めることが出来る。そのおかげでとても面白い構図が組める。

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GFX 50S & GF23mmF4 R LM WR

ニューヨークの次に向かった場所は、メサ・アーチがあるキャニオンランズ国立公園。アメリカを象徴する風景を眺めることが出来る。晴れた日の日の出では、スターバースト効果を写真で捉えれる。23mmは、画角的にもぴったりだし、F値を11~32まで絞り込むことでスターバースト効果がきれいに表現される。絞れば絞るほど、その効果は鮮明に写し出される。

また、メサ・アーチは、GFX 50Sの広域なダイナミックレンジを活かすことのできる場所でもあった。たった一枚のRAWファイルだけを撮影後編集することで、ハイライトからシャドー部分まで必要な情報を映し出すことが可能だ。

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GFX 50S & GF23mmF4 R LM WR

アンテロープキャニオンは想像以上に観光客でにぎわっていた。そういう時は、素早く撮影ポイントと構図を決めてシャッターを押さなければならない。幸いなことに、太陽があるうちに現場入りしていたので、太陽光が壁の合間から降り注ぐ瞬間を下から眺める瞬間を捉えることが出来た。

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GFX 50S & GF23mmF4 R LM WR

アンテロープキャニオンの近くにホースシューベンドがある。この地で撮られたきれいな風景写真を数多く見てきたから、とても楽しみだった。到着してまず驚いたのがスケールの大きさ。この風景をどうやって写真に収めるべきか考えながら散歩してたら、誰も邪魔が入らない自分だけの世界を創れるスポットを発見した。ちょうど日が沈むタイミングだったので、太陽光がこの地形をくっきりと浮かびあげている瞬間を捉えることが出来た。

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GFX 50S & GF23mmF4 R LM WR

この旅で訪れたスポットはどれも素晴らしい場所ばかり。だけど、その中でも最も好きな場所を上げるとなるとモニュメントバレーだ。雄大な風景は迫力満点。良くある写真の構図に思えるが、ちょっと風変りな写真を試してみたいと思い立った。

日が沈み、最後の車がいなくなるまで、私は一人でこの地に留まった。露光時間を30秒に設定して車のヘッドライトの動きを捉え、数回シャッターを切った。また、縦位置のポジションにカメラを構えることで、地上のヘッドライトから空まですべてをフレームの中に収めることができた。

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GFX 50S & GF23mmF4 R LM WR

この旅は、始まりに過ぎない。これからもGFXと一緒に色々な地を訪れる予定だ。実際に、前回のアメリカ西部を訪れてから今日まで、世界中を駆け巡った。GFX 50Sの素晴らしさはその画質と性能だけではない。持ち運びにも苦にならないサイズで防塵防滴構造だ。世界を旅巡る私にピッタリなカメラだ。

写真家について

国際的なプロトラベル写真家、ライター、講演者、教育者。もっとも美しいとされる世界中のロケーションを撮影する。2012年3月からは妻と共に定住を捨て100%旅人となり国々を常に駆け巡る。これまで50か国以上を訪れ100万マイル以上移動してきた。Professional Photographer Magazine、CNet Australia、Wacom USAにフィーチャーされこれまで250万人以上の交流をSNS上で築いてきた。

カメラの撮影テクニックと撮影後の編集作業を活用して、独自のスタイルを完成させる。写真一枚一枚を通じて彼の描くビジョンを共有して彼が見てきた色、テキスチャー、感情などを共有することを目標とする。

ブログで写真を共有し、編集作業のワークショップを世界中で開催、写真展などでスピーカーとして登壇する。写真やその歴史、文化を大切にするDream Photo Toursの共同設立者でもある。

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