Victor Moriyama

Brazil
プロフィール

2010年からフォトジャーナリストとして活動を開始。発展途上国で特にみられる貧富の差や暴動などの社会問題を熱心に取り上げている。現在は、ブラジルのサンパウロを拠点に活動中。自国ブラジルで取り上げるべき題材は社会問題に限らず、環境破壊など数多くあると感じている。

ブラジルの最大手新聞社「Folha de São Paulo」の報道カメラマンを勤め、ロイターやAFP、New York Times、Al Jazeeraなどにも写真を提供している。2013年からはブラジルのGetty Images Newsのカメラマンとして活動をしており、現在はNational Geographics誌やEl Pais、Le Mondeに写真を提供している。

コメント

プロの写真家になって10年前から、大きくて重い機材を使い続けてきた。いつも持ち歩いているので、背中に限界を感じつつ写真を撮っていた。
ブラジルの治安はとても悪い。不平等な社会への不満が町中であふれていて、教育も行き届いていない。写真家にとってもこれは切り離せない問題だ。なぜなら、多くの写真家は日中でも、治安の悪い地域へ足を踏み入れることを恐れてしまう。本当のブラジルの姿をストリートフォトで表現できないんだ。大きな機材ほど、盗人のターゲットにされやすい。大きいほうが寄り高価で儲けが大きいとみなされてしまうから。

ブラジルで活動してから数年、ブラジルの日常を写真に収められていないということに気付いた。時に美しく、誰もが魅了されてしまうようなシーンに出会っていながらも、そのシャッターチャンスを取りこぼしていたんだ。X-T10との出会いは私にとって大きな変化をもたらした。小さくて目立たないこのカメラだと、ありとあらゆる場所に足を踏み入れることができる。もっと大きなカメラを使っていた時では考えられないことだ。おかげで、毎日のように写真を撮るようになった。私の写真家の活動として革命的だった。

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