Victor Herrera

Mexico
プロフィール

写真家一族に生まれ、写真を通じての自己表現は幼少時代からなじみがあった。愛が世界を美しくする源と信じている。写真で、その生き生きとした瞬間を捉え、永遠保存できるようにしたいと思っている。

母親のおなかにいたときから写真家だ。50年以上も母方家族は写真ビジネスを営んでいる。暗室で育ち、ブローニーフィルムで遊んだりもした。初めてのカメラはOlga。中学生の時に学校新聞の写真家にも選ばれた。

そのカメラの難しいところはピント合わせ。マニュアルでもオートでもなく、距離を目視して数値を設定しなければならなかった。ピントが合ってるかわかることもなくシャッターを切る。その時の苦労を思い出す度に笑いが止まらないよ。おこずかいを貯めて買ったカメラだったんだ。母親が仕事で使うカメラを使わせてくれなかったから。

その後ニコンのOM-10を買った。このカメラはとてもよかったね!大学時代も使い続けた。今でも大切に持っているよ。

大学時代にとある女性写真家と出会う。彼女の名前はSol Tamargo。彼女が私を婚礼写真へと導いてくれた。私の家族が撮っていた写真と全く違ったんだ。アシスタントとして起用してくれてたくさんのことを彼女から学んだ。彼女には感謝の気持ちでいっぱいだ。

その後、Serio Lopezに師事。Brett Buttersteinにも写真の術を学んだ。Daniel Usenkoの肌色タッチは大好きだ。ベルビアのISO100フィルムのようだ。Susana Barberaは気分屋。彼女の作品はネットで初めて見た。モノクロ表現がとても良かった。それ以上にストリートフォトと婚礼写真の要素を混ぜ込んだスタイルがとてもかっこよかった。その後、コンベンションで彼女と出会うことになるのだけど、最初は蹴りをかまされた。彼女の写真を撮ったがために。でも、その後とても仲良くなったよ。

今は、婚礼写真家として「Victor Herrera Photography」をかかげ活動している。

コメント

昔からコンパクトなカメラが好きで、ベルビアフィルムのファンだった。デジタル時代が到来するとあの色再現は失われてしまった。

最初はキヤノンのカメラを使っていた。色味と豊富なレンズ群が好きだったんだ。2014年にX-T1と出会う。婚礼ビジネスでこのカメラを使っている写真家の友人はいなかったが、良い評判は耳にしていたので、試してみるのが楽しみだった。

とある仕事をX-T1とXF23mmF1.4でこなしたのだが、高感度性能がとてもよく気に入ってしまった。それで、カメラボディとXF35mmF1.4を購入する決断をしたんだ。その1か月後、XF23mmF1.4とXF56mmF1.2、それに2台目のボディも購入した。フラッシュ用のトランスミッターも買った。婚礼シーズンで忙しかった時だが、10件ほどこなした後、私の決断は間違ってなかったと確信をする。

良いところは、

重さ:以前は、撮影後の腰痛に悩まされていた。X-T1は軽いから体にやさしい。
プロに見えない:ウェディングで大切なのは、出席者のごとく振舞うこと。プロの写真家と思われたくないんだ。大きなカメラとレンズを向けると大抵の人は、表情を強張らせてしまうからだ。とある結婚式で、花嫁の弟と交わした会話が印象的だ。建築写真家であった彼は、Canon 5D Mark IVと35mm、50mm、85mm、それに70-200mmのレンズを持ってきていた。私のX-T1とXF23mm、XF56mmを見ると「このカメラはなんだ?」と話しかけてきた。「おもちゃみたいだね。私はプロの写真家。この結婚式も本当は私が撮りたかったが、姉は写真を撮ることよりも、弟としてこの結婚式に参列することを望んだんだ。でも、当然カメラは持ってきたよ。このカメラがなんだかわかるだろう?」そして、私はこう答えた。「もちろんわかるよ。その昔、使っていたよ。でも今は、こんなにコンパクトでも高性能なカメラがあるんだよ。興味があるのなら、後で写真を送るよ。」とX-T1を見せてあげたんだ。結婚式翌日、彼からいくつかの写真が送られてきた。そして、そのメールに返信する形で私が撮った写真を送った。彼は、このおもちゃみたいなカメラからこんなに綺麗な写真が撮れることにとても驚いていたよ。

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