Feature

ファームウエア Ver.4.00

独自の色再現による卓越した画像技術を拡充​

・多彩な色・階調表現が可能な「フィルムシミュレーション」を更に拡充しました。スナップ写真などで愛用されてきたカラーネガフィルムをもとに画質設計を行った「クラシックネガ」と当社映画用フィルムの色・階調を再現した「ETERNA」を搭載しました。

Kevin Mullins

CLASSIC Neg.

・「GFX100」に搭載されている肌のレタッチを自動で行う機能「スムーススキンエフェクト」を搭載。ポートレート写真などで行われるレタッチの手間を軽減することができます。

オートフォーカス性能の改善​​

・AF時の露光時間を延ばすことで暗時のAF精度を向上させる「AF-S時低輝度優先AF」モードを新たに追加しました。

・顔・瞳AF性能が改善。複数人を撮影するときの検出精度や、検出の安定性が向上し、より快適なポートレート撮影を可能にします。

・フォーカスブラケティングにオートモードが追加されました。撮影の始点と終点と撮影間隔を設定すれば、カメラがコマ数とステップを自動で設定してくれます。

Giorgio Cravero

その他、お客様のご要望に応えた機能の拡充​​

・一部のテザー撮影機能に対応したソフトウエアを使用する際に、PC上から動画撮影の露出条件(露出モード、シャッタースピード、絞り、ISO感度、露出補正)を設定変更することが可能になりました。

「35mmフォーマットモード」が当社GFレンズ/Hマウントアダプターにも対応

従来は他社製アダプターをご使用時のみ対応していた「35mmフォーマットモード」が、当社GFレンズおよびHマウントアダプターをご使用の際も有効になりました。35mmフォーマットモードは中央部36.0mm×24.0mm(30.5M)のみをクロップしてJPEGおよびRAWで記録できるモードです。

同時消去(RAW/JPEG分割記録時)に対応

カードスロット設定(静止画記録)においてRAW/JPEG分割記録を選択した場合、2枚のカードに記録されたRAW画像/JPEG画像の同時消去が可能になりました。 OFFにするとRAW画像を消去しても、別のカードに同時記録したJPEG画像は消去されません。

アイセンサー切り替え時間の短縮

ファインダーの表示設定でアイセンサーを選択している際のEVF・LCD表示切り替え時間を短縮しました。

EVF/LCDの色調整に対応

EVFとLCDの色調整が可能になりました。

フジノンレンズ GF250mmF4 R LM OIS WRに搭載された新機能に対応

「フジノンレンズ GF250mmF4 R LM OIS WR」に搭載された新機能に対応し、フォーカスプリセット機能や鏡筒の先端4カ所に配置したフォーカスコントロール釦でフォーカスロックやオートフォーカス動作が可能となります。

フリッカー低減機能追加

フリッカー低減は、蛍光灯や水銀灯など照明のちらつきがある不安定な光源下での連写撮影でも安定した露出を実現し、インドアスポーツの撮影などで威力を発揮します。

フォルダー選択・フォルダー作成機能追加

フォルダー選択・フォルダー作成機能は記録フォルダーを別のフォルダーに切り換えたり、 5桁のフォルダー名を入力してフォルダーを新規作成し、次に撮影する画像をそのフォルダーに保存することができます。

35mmフォーマットモードのFnボタン割り当て追加

35mmフォーマットモードをお好きなFnボタンに割り当てることでより簡単に機能を切り替えることができます。

撮影モード時の情報表示内容の拡大表示とカスタマイズ設定できる情報表示拡大モード(EVF/LCD)追加

撮影モード時に表示されるGUIアイコンや情報表示をLCD、電子ビューファインダーそれぞれで拡大表示できます。 拡大表示時に撮影モード画面内に表示する情報をカスタム設定することができます。
通常表示
拡大表示
情報表示拡大 表示設定

フォーカスブラケット機能追加

フォーカスブラケットは、ピントの位置を少しずつずらしながら1回のシャッターで最大999コマまで撮影ができる機能です。 ピントの移動量は10段階から選択できます。

35mmフォーマットモードでのクロップ撮影機能追加

他社製マウントアダプターで35mmフォーマットレンズをご使用する時などに 中央部36.0mm×24.0mm(30.5M)のみをJPEG及びRAWで記録できるモードです。

GFX 50S用アクセサリー「H MOUNT ADAPTER G」アップデート

新たに動作確認を実施したレンズ・アクセサリーに対応するアップデートです。詳しくは対応動作確認済みリスト*1を参照してください。

RAW現像ソフト「FUJIFILM X RAW STUDIO」に対応

パソコンとデジタルカメラをUSBケーブルで接続することで、デジタルカメラに搭載している画像処理エンジン「X-Processor Pro」を使用したRAW現像が可能になります。 現像設定の素早いプレビューや、バッチ処理による高速RAW現像ができます。 「FUJIFILM X RAW STUDIO」は、FUJIFILM Webサイトから無料でダウンロードできます。

フラッシュの無線コントローラー制御に対応

他社製スタジオフラッシュの無線コントローラー制御に対応します。 当社のカメラシステムに対応した他社製スタジオフラッシュでハイスピードシンクロや、TTL撮影がご利用いただけます。

PCソフトウェア「FUJIFILM X Acquire」を使用してカメラ設定の保存・読み出しに対応

これまで「HS-V5」、「Lightroom Tether Shooting Plug-In PRO」をご使用の場合にのみ使用可能だった、USB接続によるPC上でのカメラ設定の保存・読込み機能が、無償ソフトウエア「FUJIFILM X Acquire」を使用してご利用いただけるようになります。 撮影条件を瞬時に切り替えたり、複数のGFX 50S間で設定をコピーする際に便利です。

VIEW MODEに「アイセンサー+LCD撮影画像表示」を追加

VIEW MODEを「アイセンサー+LCD撮影画像表示」に設定することで、撮影はビューファインダー、撮影した画像の確認はLCDで行うという一眼レフのようなテンポでの撮影が可能になります。

シャッタースピードの1/3段補正の無効化

コマンドダイヤル操作でのシャッタースピードの1/3段補正を無効化することが可能となり、意図しない操作を抑制できます。

「カードなしレリーズ」設定の追加

「カードなしレリーズ」設定をOFFに設定することで、SDカードの入れ忘れを防げます。

電子ビューファインダー(EVF)明るさに「-6」と「-7」を追加

EVF明るさで「-6」および「-7」が選択可能となり、極端に暗い撮影環境下においても、画面表示に邪魔されることなく、撮影に集中できます。

NOTES

* 対応動作確認済みリスト

対応動作確認済みHマウントレンズ