色再現技術
富士フイルム独自の「フィルムシミュレーション」
表現の意図に合わせた色調表現や階調表現を、フィルムを選ぶ感覚で設定することができる「フィルムシミュレーション」は全16種。 80年以上に及ぶフィルム製造で培った色作りの理念とノウハウが注がれた独自の機能です。 富士フイルム製フィルムの名称を冠した「PROVIA」や「Velvia」をはじめ、シネマフィルム調の「ETERNA」、ドキュメンタリーに向く「CLASSIC CHROME」、「ACROS」を含む2種のモノクロ+フィルターなど、多彩なモードを使い分けられます。
PROVIA

シーンタフネス性に優れるスタンダードモード。 富士フイルムが提唱する見たままに忠実な「記憶色」で、血色の良い肌、鮮やかな色を楽しめます。
Velvia

高彩度+記憶色が特長のモードで、 濃厚な青、鮮やかな原色再現は風景・ネイチャーに最適です。
ASTIA

やわらかさと高彩度を両立したモードで、肌色の血色の良さと滑らかな階調が味わえます。 背景も鮮やかに撮りたい屋外ポートレートに最適です。
クラシッククローム

重厚な雰囲気をつくる、濁りと渋みのある個性的な色再現。 雰囲気を最重要視しており、往年のドキュメンタリーフォトのような世界観を楽しめます。
ACROS (+ Ye/R/G FILTER)

高精細、黒の締まり、豊かな階調を徹底的に追求したモノクロモード。 低感度時は高精細、高感度時は粒状感が加わるという2面性も魅力です。
PRO Neg. Hi

曇っている屋外、フラットな光の室内などでメリハリのあるポートレートをつくります。 記憶色系とは異なるナチュラルな肌色再現が特長のモードです。
PRO Neg. Std

ライティングを活かしたポートレート撮影時に、リアルでナチュラルな肌色再現を得意とします。 軟調で彩度が低く、スナップでも個性を発揮します。
ETERNA

落ち着いた発色と豊かなシャドウトーンが特徴が特徴。シネマフィルム調の雰囲気を楽しめます。
写真表現をさらに演出するエフェクト類
彩度が高く階調表現が難しい被写体において、従来よりも深みのある色再現、 階調再現が可能な「カラークロームエフェクト」、 印画紙と現像液の選択によって表現していた温黒調・冷黒調をデジタルで忠実に再現できる「モノクロ調整」、 フィルムのような粒状性を追加することでアナログな質感を演出する「グレインエフェクト」、ハイライトトーンやシャドウトーン、シャープネスなどの調整など、 フィルムシミュレーションと併用することでさらに色調表現や階調表現にこだわることができるエフェクト類を搭載しています。

