
Sandro Georgi
私のやりたいことは、情報システムのコンサル業務ではないと悟り、フルタイムのフリーランスフォトグラファーへと転身した。チューリッヒの"Cap fotoschule"に通い、光の扱い方を学び、私の撮影スタイルを築いた。 ヘルスケアのドキュメンタリーとそれに携わる人々を主に撮影している。シンプルで、ディテールにあふれ、くっきりとした線や形を写真で描きその人々の背景やストーリーを伝えるようにしている。
3年前、X-E1とXF35mmF1.4を手にした時、フジとの付き合いが始まった。35mmは、初めて所有した単焦点レンズで、その後の撮影方法や構図の決め方に大きな影響を及ぼした。
Xシリーズのカメラは、若かった頃フィルムカメラで黒白写真を撮っていた時を思い出させる。シンプルで、愛着があり、直感的。不安を抱くことがない。サイズもコンパクトなので、大きなブロックで顔を覆っているように感じることもない。なので、その場で人々とすぐに仲良くなれる。シンプルなアナログ操作とトップクラスのビューファインダーのおかげで、撮影に集中することができる。カメラのサイズや操作で惑わされることは、無くなった。あたかもカメラが無くなったような錯覚に陥る。(フルサイズの一眼レフではまずありえないことだ。)
画質も、解像感、色再現、シャープネスなど色々な観点からみても私の仕事で十分な結果をもたらす。あらゆるレンズもそろっていて、どのような撮影にも適した1本を用意することができる。富士フイルムが、ユーザーの意見を取り入れて機能改善してくれることも喜ばしいことだ。FWのアップデータが毎回カメラの機能を強化してくれる。
仕事のほとんどをフジでこなしており、クライアントからこのカメラは何?とよく質問される。その質問がきっかけで、どれほど私が満足しているか富士フイルムのカメラについて語ることがとても楽しい。