換算何ミリというのはもうやめにしないか?と思うことがあります。
とても長い長い間、それこそたいていの写真ファンならば、生まれる前から35mm判というフォーマットが基本であり大勢でありつづけたせいで、ひとつの基準になっているからです。
”標準レンズ”と聞けば、35mm判で言うところの焦点距離50mmをもとに、x0.5とかx0.67とか、それからx1.2と暗算するのがクセになっているような気がします。
しかし、それはあくまで画角が相当しているというだけで、描写までも相当しているわけではありません。でもそれは、写真に新しい視点・表現を与えていることでもあります。
焦点距離100mmのレンズは、100mmの描写をします。焦点距離50mmのレンズは、50mmの描写をします。フォーマットが変わっても描写は変わらず、そこから切り取られる部分(≒画角)が変わるだけです。
さてやっとGF100-200mmの話です。
35mm判換算するのは控えましょう。
こんなに長い焦点距離、でもその距離感は決して望遠レンズのそれではないですね。
だからルポルタージュが、こんなにドラマチックになるのでしょう。