XFレンズだけではないでしょうが、ズームレンズに課せられるテーマは、“画質”と“汎用性・利便性”を高次元で両立させること。
単焦点レンズに迫る“画質”、何本ものレンズがカバーする領域を1本でまかなう“汎用性”、撮影をサポートしてくれる”利便性”。
しかし、それらは開発の諸要件としては背反しています。
でも、それが撮影者の要求である以上、メーカーは最新の設計技術、加工技術の革新、生産技術の確立などで立ち向かうしかありません。“昔では作れなかったけれど”、“かつては考えられなかった”テクノロジーで実現させるしかないのです。
“世界初”や”最新の”という文言は、ニュースリリースやカタログの賑やかにするために使われているのではありません。
あくまでも、撮影者の要求に応えるために“革新”に取り組むこと、その困難な道へのチャレンジする勇気を持つこと、その結果得られたものが“世界初”や”最新”の技術になっているだけなのです。
XFズームレンズの最高峰となる、“RED BADGE(赤バッジ)”シリーズ。
それは、画質・性能にこだわるXFレンズの中でも別格の存在であることを表します。
撮影者達の、もっとも困難な要求に応えるためのレンズ。撮影者達の、最後の拠り所となるレンズ。
この企画展では、その実力の一端をご覧ください。